プレゼント 書評こぼれ話

  今日は昨日のつづき。
  松田奈緒子さんの漫画
  『重版出来!』の2巻め。
  今日はキャラクターのことを書きましたが
  私の好きなのは
  阪神タイガース一筋の
  和田編集長。
  ドラマでは松重豊さんが演じています。
  オダギリジョーさんが演じている
  五百旗頭(いおきべ)は
  漫画そっくりでいいですね。
  それに荒川良々さんの
  壬生もいいですね。
  毎回食べ物Tシャツを着ています。
  現在この『重版出来!』は
  7巻まで出ているようですから
  また機会があれば紹介したいと
  思います。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  キャラクターの面白さ                   

 漫画の面白さはキャラクターの面白さともいえる。
 キャラクターというのは登場人物そのものを指すこともあれば、その性格や性質などをいうこともある。
 この作品でいえば、主人公黒沢心のキャクターの面白いのは、オリンピックを目指した女子柔道選手ということだ。女子柔道を描いた漫画ですぐに思い出すのが滝沢直樹さんの『YAWARA!』。あの作品では主人公猪熊柔は結構かわいい系のヒロインだったが、黒澤心はどちらかといえば丸ポチャ系に描かれている。そういう重量感にひたむきさを感じる。
 だから、黒沢心に食事のシーンがよく似合う。
 彼女に重なるのが肥満系の編集部員壬生。2巻ではこの壬生が活躍する第十刷(話ではなく刷というのがいい)「押忍! SNS!」で自身の子ども時代を思い出すシーンが描かれていて、結構しんみりさせるのだが、それも壬生というキャラクターがうまく描けているからだろう。

 この漫画が漫画週刊誌の編集部を舞台にしているから登場する漫画家たちにもキャラクターが求められる。
 2巻で重要な話となる第11刷と第12刷「タイムマシンにお願い!山・川」に登場する忘れられた漫画家牛露田獏は過去に大ヒット作を生み出した栄光の時間とその後の没落のギャップがあり、彼の家族の問題も当然描かれることになる。
 特に牛露田の娘アユちゃんのキャラクターは物語の展開の核心にもなるから、重要である。
 描き方として彼女が中学生に見えないのがややつらい(黒沢心の方が子どもみたい)。けれど、やはりこの物語のラスト、ひとりぼっちになって泣いている彼女を見て、多くの読者はどんと胸をうつのではないかと思う。
 そのほかのキャラクターも描き分けもいいから、作品自体に幅が出る。

 最近の漫画が大長編になっていくのは、多くのキャラクターを描けるからで、物語をキャラクターがひっぱっているということがよくわかる。
 この作品でいっても、おそらく人気キャラクターは主人公黒沢心だけでなく、支持は多岐にわたるのではないか。
  
(2016/06/09 投稿)

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