6月19日、日曜日
 東京大手町にある、610人収容できる日経ホール
 ほぼ満席。
 17時、静かに緞帳があがって
 今夕の主人公小椋佳さんが登場してくる。
 万雷の拍手。
 そして、最初の曲は
 「俺たちの旅」。

   夢の坂道は木の葉模様の石畳
   まばゆく白い長い壁

 小椋佳さんの歌と歩んできた
 俺たちの旅のはじまりだ。

 この日のコンサートは
 日本経済新聞社の懸賞招待。
 たぶん、小椋佳さんが日本経済新聞の「私の履歴書」執筆に
 関連してものと思われる。
 入場者は思った以上に男性、
 しかも同年代かそれより上の
 小椋佳さんと同じくらいの人も結構いる。
 この日のコンサートは
 「老猿の会」と銘打たれている。
 小椋佳さんは1944年生まれの72歳。
 申(さる)年生まれの年男。
 それにかけた命名である。

 冒頭小椋佳さんは
 今日のコンサートでは他人の歌を勝手に歌いますと話し、
 さっそく美空ひばり三橋美智也の歌を歌う。
 小椋佳さんが小さい頃
 口ずさんだ歌だという。
 途中に
 軽快なトークを交えながら
 気がつけば
 歌で綴った「私の履歴書」そのもので
 森田公一とトップギャランの「青春時代」と
 自身の「さらば青春」を歌いあげる。
 そういえば、
 小椋佳さんのデビューアルバムは
 1971年の『青春 〜砂漠の少年〜』だった。

   

 途中のトーク。
 銀行員時代、特に浜松町支店の支店長としての
 浜松の思い出などを聞いていると
 小椋佳さんが銀行員としても優秀だったことがわかる。

 この日のコンサートには
 小椋佳さんの次男の奥さん、
 琵琶奏者神田亜矢子さんも伴走者の一人として参加。
 琵琶で「愛しき日々」を朗々と歌い上げます。
 これはよかったなあ。
 もう一人、
 ウクライナ出身のナターシャ・グジーさんの
 バンドゥーラという楽器の夢幻の響きにも
 感動しました。

 小椋佳さんの歌が続きます。
 シクラメンのかほり、夢芝居、
 白い一日、愛燦燦、・・・
 この日小椋佳さんは20曲近くを歌ったでしょうか。
 幸福とは何かという質問に
 美への追求とも語っていた小椋佳さんの
 最後の一曲は「山河」。
 この曲は堀内孝雄さんが曲をつけたもの。

    歳月は 心に積まり 山となり
    歳月は 心に流れ 河を描く

 鳴りやまぬ拍手のなか
 緞帳がおり、
 しばらくして小椋佳さんは
 再びステージへ。
 アンコール曲のあと、
 最後に歌ったのが「サヨナラ」。

    いつか逢う日の期待と
    その時までの祈りと
    その時までの感謝を
    このひとことにたくして
    サヨナラ

 そして、灯りは消え、
 この日のコンサートは終わりました。
 なんともいえぬ感動、
 それは言葉ではなく心が反芻してくれます。
 ありがとう。

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