プレゼント 書評こぼれ話

  シナリオの勉強をしていて
  アメリカの映画脚本家ブレイク・スナイダー
  『SAVE THE CATの法則』に教えられること
  多くあります。
  今日紹介するのは
  その第3弾『SAVE THE CATの逆襲』。
  副題が「書くことをあきらめないための脚本術」。
  書くことに挫折しそうになっている人は
  多いと思います。
  特に若い人にとっては
  夢と現実とのはざまで
  苦しい思いがすることがよくあるかと思います。
  そんな時、この1冊は勇気をくれます。
  書評のタイトルにもした「自律」について
  ブレイク・スナイダーはこう書いています。
  「目標枚数とそれを書き上げる締め切りを決めた」。
  どうですか、できますか。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  自律、焦点、ポジティブ・エネルギー                   

 アメリカの映画脚本家ブレイク・スナイダーによる、脚本家を目指す人たちに贈る脚本術『SAVE THE CATの法則』『10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術』に続く第3弾である。ブレイクはこの本の出版を目にすることなく2009年に急逝している。
 そのせいか、脚本術でありながら妙に死の匂いのする本でもある。
 同時にブレイクがそれまでの人生、それこそ売れない脚本家時代があって、を振り返る半生の著でもある。

 もちろん、それより大事なのは前2作で説明が不足していた脚本術を補う内容になっていることだろう。
 例えば前2作ではシナリオ3幕めの構成の仕方がおおざっぱにしか書かれていなかったが、本書では「5段階フィナーレ」と命名され、ブレイクいわく「これを使えば、どんなストーリーだって完結させられる」そうだ。
 あるいは主人公の「変化」についても、「何が問題なのかを問うことによって決まる」と、よりわかりやすく説明がされている。

 それ以外にも脚本家となったあとの仕事の方法、これはアメリカの場合だから日本にそのまま置き直すことができるのかわからないが、とか前2作で書かれなかった内容がふんだんに収められている。
 できれば『SAVE THE CATの法則』と合わせて読まれるのが望ましい。

 本書の最後に、ブレイクはいう。自分の行動指針は「自律、焦点、ポジティブ・エネルギー」だと。
 そして、「失敗しても自分を責めず、その日の失敗を素直に認めた」、そういうことを含めてブレイクが残してくれた脚本術3冊はこれからも有効だろう。
  
(2016/06/22 投稿)

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