プレゼント 書評こぼれ話

  今本屋さんに行くと
  今日紹介する池井戸潤さんの『陸王』が
  どーんと積んでいます。
  さすがに池井戸潤さんの人気は
  衰え知らずです。
  そして、読者の期待を裏切らない出来に
  とても満足しています。
  本作の中に
  こんな素敵な言葉があります。
  書き留めておきますね。

    進むべき道を決めたら、あとは最大限の努力をして可能性を信じるしかない。
    でもね、実はそれが一番苦しいんですよ。
    保証のないものを信じるってことが。

  これは新商品にかけるということだけでなく
  自分の夢の実現にむけて
  どう生きるかということでも
  あるわけなんですよね。
  この作品で
  いろんなことが学べますよ。
  絶対オススメの一冊です。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  圧倒的な面白さ                   

 久しぶりに物語を読む、圧倒的な楽しみに触れた気分だ。
 600ページ近い長編ながら、一気に読んだ。読みながら、まだまだこの世界にいたいという欲求とこの先はどんな危機が待っているのかという興味のはざまを揺れ動いた。
 こういう読書も久しくなかった。
 相変わらず池井戸潤氏の筆は冴えわたっている。
 「百年ののれん、と安穏と構えているように見えた老舗足袋屋」こはぜ屋。生き残りをかけて、スポーツシューズの世界へと乗り出す。しかし、資金不足やノウハウ不足の危機が何度もこはぜ屋を襲ってくる。果たしてこはぜ屋は生き残ることができるのか。
 こんなにも見事に次から次へと危機を生み出せるものだと感心しながら、その都度物語の新奥に入り込んでいることに気づかされる。

 池井戸の巧さは物語の構成だけではない。
 登場人物たちの配置の巧みさといったらない。
 こはぜ屋社長の宮沢紘一、そして就職活動中に息子大地。こはぜ屋の仕事を手伝いながら、やがて働く意味について理解していく、この息子がいい役回りをしている。
 シューズのソールに適した素材の特許を持つ飯山は自身の会社を倒産させているくせ者。シューズマイスターの村野は大手スポーツ用品メーカーから組織の理論で追い出される。
 一癖も二癖もある人物たちが一足のスポーツシューズ「陸王」の完成に人生をかけていく。
 そして、それを履いて走るランナーがいる。
 当然、その競技場面が感動の波を高めてくれる。

 長い物語を読み終わって、今はドラマ化されるのを楽しみに待っている。
  
(2016/08/03 投稿)

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