プレゼント 書評こぼれ話

  昨日も安西水丸さんのイラストに誘われた
  一冊でしたが
  今回も
  「村上春樹とイラストレーター」展で紹介されていた
  本の紹介になります。
  和田誠さんと安西水丸さん共著の
  『青豆とうふ』。
  どういう構成なのかは
  書評に書いたので
  読んでいただくとして
  二人のイラストの話をすると
  どちらが好みかというと
  やっぱり和田誠さんなんですが
  安西水丸さんのイラストも
  嫌いではないですね。
  ええい回りくどいな。
  好きです、安西水丸さんも。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文章とイラストによる二人羽織                   

 寄席の二人羽織は今でも人気がある。
 二人一組になって、一人が羽織の中にはいって袖から手を出す。顔が見えている者と手を出している者が違うことで、コミカルな動きが出るという簡単なものだ。
 そうはいっても単に笑わせばいいというのでもない。口と手との微妙なバランスが芸になる。
 この本はイラストレーターの和田誠さんと安西水丸さんによる二人羽織のようなものかもしれない。
 一人が文章を書いて、一人がイラストを描く。次の回には攻守が入れ替わって、文章を書いた方がイラストにまわるという具合だ。
 しかも、先の人の文章のネタのひとつを次の人が引き継がないといけないルールとなっている。文章によるシリトリ遊びだ。

 幸いにも和田さんも水丸さんもイラストは本業だし、文章も上手い。
 一体これは今どちらが書いて(描いて)いるのかと勘繰りたくなるほど、絶妙な二人の協同作業になっている。
 きっと読み手以上に書いている二人の方が楽しかったのではあるまいか。

 ちなみに和田さんは1936年生まれ、水丸さんは1942年の生まれ。和田さんの方がイアストレーターとしても先輩にあたる。
 ところが、この二人にあるのは先輩後輩としてではなく、友達としての関係だけ。少しは先輩風も吹かしたいところでしょうが、和田さんにはそんなことはちっとも気にならないというのがいい。
 そんな二人だから、ほっこりするような本が生まれたのでしょう。
 ちなみにこの本のタイトルは村上春樹さんの考案。
  
(2016/08/05 投稿)

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