今回のリオ・オリンピック
 近年まれにみる熱狂を
 私たちにもたらしてくれました。
 4年後の東京オリンピックを
 私たちのDNAが意識しているような感じさえします。
 1964年の東京オリンピックに向けて
 そしてそれ以降、
 戦後の日本は大きな躍進の時代を迎えました。
 私たちのDNAは
 その熱気を忘れてはいないはずです。
 しかし、その一方で
 大きな弊害も生み出されていました。
 その代表的なものが、公害です。
 公害としてその名を知られた水俣で
 多くの猫が死んでいったのは
 1953年.
 国が水俣病を公害病に認定したのは
 実に15年後の1968年です。
 そして、
 今月NHKEテレの「100分 de 名著」で取り上げられる
 石牟礼道子さんの『苦海浄土』が刊行されるのは
 その翌年の1969年のことです。

  

 『苦海浄土』はずっと以前
 おそらく高校か大学の頃、
 読んだ記憶があります。
 講談社文庫にはいった頃だと思います。
 恥ずかしい話ですが
 そのほとんどを忘れてしまっています。
 その『苦海浄土』は1970年に第1回大宅壮一ノンフィクション賞に選ばれますが
 作者の石牟礼道子さんは辞退されています。
 賞とは関係なく
 この作品の圧倒的な力は多くの人たちの心を
 ゆさぶりました。
 最近になって驚かせたのは
 作家の池澤夏樹さんが個人編集をされた
 「世界文学全集」30巻の一冊に
 この作品がはいったことです、
 池澤夏樹さんは
 石牟礼道子さんのことを「戦後日本文学でいちばん大事な作家」とまで
 言っています。
 だから、
 何度でも読み返さないといけない作品なんだろうと思います。

 今回の講師は若松英輔さん。
 来週の9月5日の月曜が第1回で
 「小さきものに宿る魂の言葉
 つづいて「近代の闇、彼方の光源」、
 「いのちと歴史」。
 「終わりなき問い」と
 続きます。
 これから一カ月にわたり
 『苦海浄土』を読んでいくのですが
 できれば原作に読み直さないといけませんよね。
 そういう覚悟を持ちながら
 見ていきたいと思います。

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