プレゼント 書評こぼれ話

  「第23回東京国際ブックフェア」での収穫は
  文藝春秋の編集者浅井茉莉子さんの講演を
  聴けたことかもしれません。
  今日紹介する
  松田奈緒子さんの人気漫画
  『重版出来!』の主人公黒沢心は
  漫画雑誌の編集者で、
  浅井茉莉子さんの文芸書とは
  少し趣きが違うのかもしれませんが
  作家に伴走する姿は
  おなじような気がします。
  きっとこの漫画を読んで
  編集者になってみたいと思う
  若い人も多いでしょう。
  第二、第三の浅井茉莉子さんが
  誕生するといいですね。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  本には敬意を払って!                   

 「こち亀」の愛称で親しまれてきた秋本治氏の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が連載40年で終了することになった。
 40年というのはすごい。連載を始めた年に生まれた人も40歳になる。
 当然読者層も変化していったはずだが、それでも一度も連載を休むことなく書き続けた秋本氏に脱帽しかない。
 そして、この松田奈緒子さんの人気漫画の主人公黒沢心のような熱い思いを持った編集者がいたのだろう。
 まさに漫画家と編集者、そして読者の固い絆が生んだ40年だったにちがいない。

 週刊漫画誌「バイブス」の新人編集者黒沢心の活躍を描く人気シリーズの5巻めである。
 彼女が発掘した新人漫画家中田伯の成長はシリーズの一本の線であるが、それだけではないさまざまな仕事の現場を見せてくれるのが、この漫画の魅力の一つになっている。
 この巻では日本漫画界の巨匠西脇の画集を制作するにあたってブックデザインや製版の仕事に携わる職人たちの姿を描いた「美の巨人たち!Ⅰ・Ⅱ」や日頃から黒沢を助ける書店員河さんの本への愛を描いた「右側に気をつけろ!」などが収められている。

 「右側に気をつけろ!」は、書店員河さんの仕事の型のようなもので、「本気で推すものは右側に置く。人間は必ず自分の右側を注視しますから」とネームがはいっている。
 河さんの名言はまだあって、「本には敬意を払って! 人の人生を変えるかもしれないものなんだから」なんてぐっとくる。
 こういう書店員がまだまだたくさんいるにちがいない。
  
(2016/09/28 投稿)

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