プレゼント 書評こぼれ話

  10月にはいって
  来春会社に入る学生たちの
  内定式が行われている。
  毎年就職活動の期間が変更されて
  学生たちも大変ですが
  ここ何年かは内定率も高く
  学生たちはめぐまれている
  世代といえます。
  就職氷河期に卒業せざるをえなかった人たちは
  就職してからも
  結構厳しい生活を強いられています。
  運命とは不思議なものです。
  今日は
  お仕事漫画として人気の高い
  松田奈緒子さんの『重版出来!』の第6巻
  来年から働く皆さん、
  ぜひこの漫画の主人公黒沢心のように
  頑張って下さい。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  色んな仕事があります                   

 漫画週刊誌「バイブス」の新人編集者黒沢心の活躍を描く「お仕事漫画」の6巻め。
 この巻でも主人公の黒沢が発掘した新人漫画家中田伯の言動に目が離せないのだが、いつものようにそれはそれとして、この巻では小さな町の本屋さんの姿を描いた「北の書店から!」や校閲の仕事に命をかける人たちの姿を活写した「きみを見守りたい!」と「きみを守りたい!」が秀逸である。

 「北の書店から!」は北海道網走で大正7年から営業している老舗書店「フジヤ書店」さんへの取材で生まれた作品である。
 この作品を読むと、昭和30年代頃の町の本屋さんの姿を思い出すことができて懐かしい。その一方で、そういう町の本屋さんがどんどんなくなっている現実に殺伐としたものを感じる。
 電子書籍、通販サイト、新古書店、本をめぐるさまざまな事柄が小さな町の本屋さんには負担になっているのだろうが、こうして漫画でも応援してくれる人たちがいるのだ。
 町の本屋さんでこの本を手にした読者もたくさんいるだろう。

 もう一つ校閲という世界を描いた2つの作品にもモデルとなった校閲専門会社がある。
 そもそも校閲とは「文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること」だそうだが、漫画の世界やポスターの世界でも校閲をされる人がいるそうだ。
 この巻の2つの作品ではそんな校閲の厳しいながらも美しい日本語を愛する人たちが描かれている。
 出版の世界ってなんとも奥が広い。
 そんなことをこの漫画から教えてもらっている。
  
(2016/10/05 投稿)

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