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プレゼント 書評こぼれ話

  NHK朝の連続テレビ小説とと姉ちゃん」も
  いよいよ来週でおしまい。
  このドラマは
  雑誌「暮しの手帖」を作った大橋鎮子さんをモチーフにして
  出来上がっているということですが
  このモチーフには
  最後まで違和感が残りました。
  モデルではなく
  モチーフ。
  誰が見ても「暮しの手帖」のお話なのに
  それはそうでもない。
  よくわかりませんね。
  それはともかくとして
  今日は松浦弥太郎さんの
  『今日もていねいに。』の再読書評です。
  この本を読むのは
  何回めかなんですが
  やはり読み返そうと思ったなかにには
  「とと姉ちゃん」の影響も
  あったのかな。
  ちなみに
  松浦弥太郎さんは今は「暮しの手帖」の編集長は
  退いています。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  体温計のような本                   

 ふと立ち止まってみたくなって、久しぶりに松浦弥太郎さんの本を開いてみました。
 人っていつも前に進んでいくことを性(さが)のように感じているところがあって、いえそうではないんだ、立ち止まってもいいのではないか、松浦さんの本はどことなくそんなことを書いているような気がしたのです。
 私にとって、松浦さんの文章はとても心地いいリズムです。
 追い込んでこない、ゆったりとした文章です。そういう文章の感じが書かれている内容とも共鳴しあって、こういう暮らし、こういう時間は素敵だろうと思えます。

 この本には刊行当時「暮しの手帖」の編集長だった松浦さんの生きていくための秘訣が記されています。
 久しぶりに再読した私がしるしをつけたのはこんな箇所でした。
 「大切なことをルーティンで流していないか、見直しをしましょう」「ごく普通のことでもきちんとやれば、特別なことになります」。
 きっとこの本を読む、その瞬間の自分の中にあるもやもやみたいなものが、ひっかかりをみつけてくるのだと思います。
 以前読んだ時とは違う文章に、今回は気にかかったようです。

 なんだか自分の心の体調を知るのに、この本は欠かせないのかもしれません。
 ちょうど体温計で、発熱しているか調べることに似ています。
 「今日もていねいに。」、松浦さんのいう「ていねい」を実践できているか、この本を時に鏡のようにして自分を映してみるのもいいのではないでしょうか。
 
(2016/09/23 投稿)

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