プレゼント 書評こぼれ話

  今日から
  読書週間が始まります。

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  今年の標語は

    いざ、読書。

  素っ気なくて
  拍子抜けしますねよ。
  読書人口が減っているといわれているのですから
  せっかくの読書週間ぐらい
  もっと気合をいれてほしいな。
  今日紹介するのは
  もう何度めかになる再録書評です。
  『本の知識』。
  こういう時だからこそ
  本に関心のない人も手にすれば
  もしかして
  本に興味を持てたりするかも。
  そうなれば、いいな。

  いざ、読書。

  

sai.wingpen  いざ、読書。                   

  人を好きになると、その人の出自とか性格とか知りたくなるのと同じように、本のことについてもっと知りたくなって手にしたのが、日本エディタースクールという編集や校正などを教えている学校が編集した、この本です。
 「本の大きさ」や「本の各部分の名称」といった基本的なことから、「本ができるまでの」の製作工程、出版界の概況とその流通と販売まで、わずか六〇ページばかりの書籍ながら、ほぼ本のことが理解できるようになっています。
 これだけわかれば、うまく付き合っていけるでしょう。

 ところで、本とはそもそもどういうものをいうのでしょうか。
 この本では五つの要件があると説明されています。
 まず、「内容のあること」。確かに。
 次に「持ち運びが容易にできること」。なるほど。
 三つめが「紙葉がとじられていること」。つまり、頁はばらばらになっていないこと、カードばかり集まっても本とは呼びません。
 四つめは「中身とそれを保護するもの(表紙)があること」。これは案外重要かもしれません。
 最後の要件は「ある程度の分量があること」です。ですから、リーフレットやパンフレットは本とはみなされないとあります。
 この五つの要件は、本というものを考えるにあたっては大事なことです。

 最近携帯電話や電子ブックでも小説などが読める時代です。
 では、それらを本と呼ぶのかというと、やはりそれは本ではないと言っていいのだと思います。なぜなら、それらは第三の要件や第四の要件を満たしていないからです。だから、私は現時点においてはまだそれらに浮気するつもりはありません。
 ただし、この五つの要件を満たす本は空間を占有する欠点も持っています。
 個人の家にしろ図書館にしろ、このまま膨張を続ける本を置いておく場所が足りません。おそらく、すべての書き物がデジタル化すれば、そういう問題は解決されます。
 このあたりが悩ましい問題です。
 好きだけど家にはおけないんだよ、と別離を告げざるをえない状況は避けたいものです。

 この本には「本ができるまで」の細かい工程も書かれています。
 本はそういう点では著者だけのものではなく、限りなく共同作業による産物だとわかります。
 もちろん書き手である著者が読み手を満足させるものを書くことは大事ですが、商品として売れるものに仕上げるためには編集者も装丁者も印刷業者もおろそかにできない、重要な人たちです。さらにいえば、それを流通させ販売する人たちもいます。

 私はそんな本たちに幸せになってもらいたい。
 どうしてって?
 本が好き、だからです。
  
(2009/07/16 投稿)

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