プレゼント 書評こぼれ話

  NHK大河ドラマ真田丸」が
  いよいよ終盤である。
  三谷幸喜さんの脚本がいいから
  見ていて気持ちがいい。
  先日もあの関ケ原の戦いを
  わずか数十秒で描いたと評判であった。
  司馬遼太郎さんなどは
  文庫本三冊の大作で描いたのに。
  そこで『関ケ原 上巻』。
  できたら年内中に『関ケ原』を読み終え
  大河ドラマの熱がさめないうちに
  『城塞』まで読みたいのですが。
  間に合うか、
  「真田丸」終了までに。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  狐と狸                   

 戦国の天下人といえば、やはり織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人であろう。
 この3人の中で誰が一番好きかと問われればそれぞれ好みの問題もあろう。
 ただ不思議なのは秀吉である。晩年の朝鮮出兵などどう考えても暴挙愚挙としか思えないが、それでも今でも人気が高いのはどうしてだろう。
 そんな三人と比べれば、石田三成などは小さい小さい。
 もしかしたら家康に勝ったかもしれないほどの武士ながらどうも人気が出ないのは三成の魅力のなさだろうか。
 しかし、現代のビジネスマンとしてはどうだろう。
 案外優秀な人物だったかもしれない。
 いや、それにしてもこの性格だから、なかなか人はついていかないような気もする。

 そんな三成が生涯をかけた大いくさ、「関ケ原の戦い」。
 おそらく日本史の授業でも欠かすことのできない東西を二分しての戦いであるが、当然そこに至るまでには多くの人々の思惑が交錯している。
 司馬遼太郎が描く「関ケ原」は文庫本にして三分冊になっている長編。
 まずその最初となる「上巻」では秀吉の死から次第に力を見せつけていく家康とそれに歯噛みしていく三成の姿を描いている。
 加藤清正たちに追われて敵将家康の館に逃げ込む三成など、家康三成双方の思惑が面白い。
 まさに狐と狸の化かしあいです。
 家康三成だけでなく脇をしめる清正や家康の謀将本田正信、あるいは三成側の島左近など一人ひとりの描写が細かい。
 もちろんこれはSFではないので戦の結果は動かしようもないが、歴史はなんと面白いのだろう。
 それも司馬遼太郎の作家としての出来の良さともいえるが。
  
(2016/11/05 投稿)

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