プレゼント 書評こぼれ話

  昨日『脳を活性化する自分史年表』という
  本を紹介しましたが
  その時々のニュースや事項を
  年表のような形式で
  うまくまとめたものがなかなかありません。
  そういえば、
  あの本はどうだろうと思い出したのが
  下川耿史さんの
  『昭和・平成家庭史年表』。
  そこで今日は再録書評ですが
  思い出したので
  紹介します。
  この本の書評を書いたのが2002年ですから
  それからも14年。
  いやはや。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  昭和30年代のコロッケ                   

 昭和30年代のコロッケの調べ物で手にしたのがこの本。
 年ごとに<衣・食・住><家計・健康・教育><文化・レジャー><社会・交通・一般>に区分されたことがらが並んでいる。
 これがめっぽう面白い。
 調べものをうっちゃって、すっかりはまってしまった。
 豊富な図版(特にごく普通の写真、たとえばみなさんの家にあるアルバムの中の一枚のような、がいい。僕自身でいえば昭和37年の項で取り上げられていた<シェー>の写真がお気に入りだ。僕のアルバムにも、赤塚不ニ夫の「おそ松くん」に登場したイヤミ氏のギャグと同じポーズをした僕の写真がある)や流行語、それにはやり唄と至れり尽せりである。

 まずは自分が生まれた年のページを開く。
 きっとこの本を手にした人のうち97%ぐらいの人がそうするのではないだろうか。
 そして、思わず女房や子供を呼び寄せるに違いない。これは54%ぐらいの人がそうする。独身の人や女房と離婚したりした人がいるからだ。
 「おい、見てみろよ。俺の生まれた年はこんなことがあったんだぞ」と、いいことも悪いこともいっしょくたにして自慢する。
 次に、「お前、○○年だったよな」とまるで余りよく覚えていないふりをして、女房の生まれた年のページを開く。
 いいことは無視して悪いことだけを読み出す。「お前、こんな年に生まれたんだ」。言葉の裏に、かわいそうにみたいな同情が混ざるのは何故だろう。

 この本を手にした人が陥る、こういった行為は心理学的に解明されているのだろうか。
 そんなことを思っていたら、調べようとしていたことがなんであったかすっかり忘れていることに気がついた。昭和30年代のコロッケで、僕は何を知ろうとしていたのだろう。
  
(2002/08/31 投稿)

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