プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  ケイティ・コットンさん文、
  スティーブン・ウォルトンさん絵の
  『ライオン1頭』という絵本を紹介するのですが
  最初この絵本を見つけた時
  ドキッとしてしまいました。
  この絵本、普通の絵本よりサイズが大きくできていて
  その表紙一杯に
  ライオンのいかつい顔が描かれているのですから。
  動物園ではさすがにこの距離で
  ライオンと向き合うことはありません。
  絵本ならではのご対面です。
  しかもこの絵本は
  動物保護という観点からも描かれています。
  トラやゴリラが絶滅危機種なんて
  知りませんでした。
  そうみると、
  ライオンの顔少し悲しげに見えます。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  わたしたち人間と同じなのです                   

 まずなんといっても表紙のライオンの絵に引きつけられる。
 描いたのはスティーブン・ウォルトンという人。独学で絵を学んだというからすごい。
 色がついているわけではない素描ながら、なんとも引きつけられる。
 ライオンだけではない。
 この絵本にはほかに、ゴリラ、キリン、トラ、ゾウ、エチオピアオオカミ、ペンギン、ウミガメ、コンゴウインコ、シマウマが描かれている。
 それらの動物たちに、数字がついている。
 「ライオン1頭」「ウミガメ8匹」といったように。

 この数字がこの絵本ではとても大切だ。
 この絵本で描かれた動物たちは今絶滅の危機をむかえつつあるというのだ。
 例えば、ライオンと並んで人気のあるトラだが、今「絶滅する危険性が非常に高い」動物で、この25年の間でその数は半分に減ってしまったという。
 では、何頭かというと、およそ4000頭というのですから驚きだ。
 ゴリラもウミガメもそうだ。

 子どもたちにそういったことを話すことは難しいかもしれないが、その事実から逃げていてはいけない。
 この絵本を広げれば、子どもたちはきっと目を輝かせるだろう。だって、動物たちが実に生き生きと描かれているのだから。
 その時に話して欲しい。
 これらの動物たちを大切にしないと、本当に絵本だけに生きる動物になってしまうことを。

 巻頭に野生動物保護活動に励んでいるヴァージニア・マッケンナが言葉を寄せている。
 その中の一節。
 「動物も辛さや悲しみを感じます。自分の子どもを守り、勇気をだしたりおそれたりもします。わたしたち人間と同じなのです」
  
(2017/02/19 投稿)

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