プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  私の大好きなイラストレーター和田誠さんの
  『Book Covers in Wadaland 和田誠装丁集』を紹介するのですが
  実はこの本を見つけたのは
  北本市の中央図書館で、でした。
  お、和田誠さんの新しい本が出たのかと
  手にとったら
  なんと2014年11月に刊行された
  和田誠さんの記念すべき200冊めの本でした。
  普通の文芸書とちがって
  やはりこういう本はなかなか本屋さんでも
  見つけられません。
  それが図書館でさりげなく展示されていたことで
  読むきっかけになったのですから
  図書館さまさまです。
  それにしても紹介が遅くなって
  ごめんなさいね、和田誠さん。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  なんともWonder                   

 なんとも贅沢な本だ。
 価格もそうだが、その内容である。
 イラストレーターの和田誠さんがこれまで作ってきた装丁本の数々がすべてカラーで紹介されている。その数、なんと700点超。
 それでもまだまだ紹介しきれていないのだから(例えば、東海林さだおさんの人気シリーズ「丸かじり」の文庫は和田誠さんの装丁だが、この本には紹介されていない)、ひたすら頭が下がる。

 この本で文章といえるのは冒頭の和田さんによる「装丁の楽しみ」だけである。
 そこでは、和田さんの記念すべき装丁本第1号が紹介されている。
 1961年の『ジャズをたのしむ本』。寺山修司と湯川れい子編の本だ。
 その文章にも書かれているが、和田さんがよく装丁する著者というのがあって、星新一、丸谷才一、阿川佐和子が3巨頭らしい。
相性がいいのであろう。

 中でも丸谷才一とのコンビは絶妙で、この本でもその数々を見ているだけでほのぼのとしてくる。今風にいえば、「ほっこり」だろうか。
 この本では表紙から裏表紙全体が、つまり和田さんの作品としての全体が見れるようになっているから、和田さんが裏表紙にも気を配られているのがよくわかる。
 本はこのようにバカッと広げて一度は見ないといけないのだ。

 和田さんといえばその絶妙な似顔絵が好きという人も多いだろう。
 特に映画に関してはそうだ。
 和田さん自身たくさんの映画エッセイも書いている。
 まさに好きこそなんとかだ。
 そうそうこの本のタイトル、『Book Covers in Wadaland 』は間違いなく「Alice in Wonderland」のもじりであろうが、よく見ると「Wadaland」になっている。
 なんともにくいタイトルだ。
  
(2017/02/22 投稿)

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