三月といえば
 卒業式。

   卒業歌ぴたりと止みて後は風     岩田 由美

 下五句の「後は風」がなんともいい。
 風にのって
 みんな散り散りになっていくイメージがふくらむ。
 そんな学生たちを見送る
 先生の気持ちはどんなものであったろう。
 宮沢賢治は詩人・作家として有名だが、
 先生をしていた時期もある。
 学生たちの就職斡旋のために北海道や東京などにも出向いたという。
 宮沢賢治には
 そんな温かな教師の姿がよく似合う。

    卒業や「風ニモマケズ」子らうたふ     夏の雨
 
 今月のNHKEテレの「100分 de 名著」は
 「宮沢賢治スペシャル 16作品が照らし出す心の真実」。

  

 25分の番組の中で
 4~5つの詩や童話を紹介、解説するという。
 これは楽しみだ。
 有名な「永訣の朝」は2回め放送で、
 「雨ニモマケズ」は3回め。
 そして「銀河鉄道の夜」が最後、4回め。
 春休みの期間ならではの
 いい企画だ。

 今回の講師は
 日本大学芸術学部教授の山下聖美さん。
 その山下先生がテキストのはじめに
 こんなことを書いています。
 「文学が人間の心の問題、魂の問題に直結する」と。
 なかでも
 宮沢賢治の文学は豊穣であると。
 第1回めは
 「自然からもらってきた物語」、
 2回め以降は
 「永遠の中に刻まれた悲しみ
 「理想と現実のはざまで
 「「ほんとう」を問い続けて」と
 続く。

 楽しみな三月だ。

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