プレゼント 書評こぼれ話

  今日は新しい新書から
  池澤夏樹さんの『知の仕事術』を
  紹介します。
  このインターナショナル新書
  年が明けて出たばかり。
  一気に5冊刊行されました。
  福岡伸一さんや
  町山智浩さんなど気鋭の執筆陣を
  揃えています。

    今までの枠組み・制度・理論にとらわれることなく、
    物事の本質を見きわめる。

  とあります。
  その志、いいですよね。
  これからもいい作品を
  世に送り出してもらえることを
  願っています。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  新しい新書レーベルにふさわしい一冊                   

 世の中に各種レーベルの新書が出回っていて、もう新しい新書が出る余地はないと思っていたら、そうでもなかった。
 集英社インターナショナルから「インターナショナル新書」が真っ赤な表紙で出た。
 その第1弾が作家池澤夏樹氏のこの本である。
 「知のノウハウ」本などすでに山ほど出ているが、それでもこの本は確かにイケる。
 新しい新書にふさわしい、出来である。
 こういう水準の刊行が続けば、新しいレーベルとして確立するような気がする。

 この本には「新聞の活用」「本の探しかた」「書店の使いかた」「本の読みかた」という風にさすが池澤氏らしい、活字文化に対する真摯さが本物である。
 さらには本へマーキング方法(池澤氏は6Bの鉛筆使用)とかデジカメやメモの取り方、ファイリングに至るまで、実に丁寧に網羅されている。
 ここまでノウハウを公開していいのかと思いたくなる一方で、読者とすれば大いに得をした気分になる。

 池澤氏は生きるためには、軽い順に「情報」「知識」「思想」が必要だという。
 そして、それを常に更新していくことが大切だと書いている。
 既成の新書にはない、刺激的かつ現代的なテーマを求めると、今でもこういった「知のノウハウ」書は必要なのであろう。
 池澤氏は丸谷才一氏に見込まれただけあって読書人としても有名だが、だから池澤氏のいうこんな言葉が重みをもってくる。
 「読書にカリキュラムはないし卒業もない。永遠の留年状態。」。
  
(2017/03/17 投稿)

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