プレゼント 書評こぼれ話

  先日話題の映画「ラ・ラ・ランド」を観てきました。

  

  第89回アカデミー賞
  作品賞が幻になりましたが
  監督賞をはじめ主演女優賞など6つの部門で受賞しました。
  監督・脚本はデミアン・チャゼル
  この人、ドラム奏者でもあるらしくて
  前作「セッション」でも
  とてもいい作品に仕上げていました。
  「ラ・ラ・ランド」ですが、
  いう言葉が見つからないくらい
  感動しました。
  ミュージカルですから楽曲もいい、
  ヒロイン役のエマ・ストーンもいい、
  何より
  脚本の構成がとてもいい。
  この映画こそ
  映画館の大きなスクリーンで観て欲しいと
  思います。
  今日は映画愛にあふれた一冊、
  川本三郎さんの『映画を見ればわかること』を
  紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  映画愛にあふれた一冊                   

 昨年の、第90回になるキネマ旬報の各賞で、「読者賞」を受賞したのが川本三郎さんの「映画を見ればわかること」でした。
 受賞式では自身「地味な評論家」と謙遜されていましたが、川本さんはキネマ旬報の賞をこれまでに8回も受賞しておられる。
 そもそもこの「映画を見ればわかること」は連載開始から10年以上になる。回数にして300回を超えていて、単行本としてもすでに数冊出ている。
 それなのに、受賞式で初めてそのことを知って、あわてて手にしたのが最初のこの一冊です。

 この本の最初、「まえがきのかわりに」で川本さんとキネマ旬報のファースト・コンタクトが紹介されています。
 それは昭和45年のことというから、すでに半世紀近くになります。きっかけがう「男はつらいよ」だったというのも、時代を感じます。
 私がキネマ旬報にはまりだしたのもちょうどその頃で、川本三郎という名前はその頃から知っていました。でも、まだまだキネマ旬報では新人の執筆者だったようです。

 川本さんの映画評あるいは映画エッセイの読ませどころは、新作や洋画だけに限らないということです。
 日本映画や旧作についても造詣が深い。
 だから昭和の日本の風景を映画の中に探すといった試みは川本さんならではだと思います。
 ちなみに第90回キネマ旬報の日本映画の第1位は「この世界の片隅に」でしたが、その主人公すずの話し方が小津安二郎の「東京物語」の東山千栄子のそれと同じという慧眼は、さすが川本さんならではと感心しました。
 そんな感心がいっぱい詰まった映画エッセイです。
  
(2017/03/29 投稿)

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