プレゼント 書評こぼれ話

  芥川賞関連の本が続いたので
  今日は
  直木賞関連で
  川口則弘さんの『直木賞物語』。
  文春文庫
  先の『芥川賞物語』に続いて
  文春文庫化されました。
  それでも芥川賞の方が先。
  ここでも直木賞はあと。
  もう、ぐれちゃう。
  と、直木賞はいわない。
  何故なら直木賞の良さを
  わかってくれる人はいるのですから。
  川口則弘さんのように。
  でも、今回の
  恩田陸さんにしても
  前回の荻原浩さんにしても
  今更直木賞じゃないよね。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  川口則弘さんは直木賞が大好き                   

 この文庫本のもととなるバジリコ版の単行本が出版されたのは2014年の1月で、書かれているのが日本でもっとも有名な文学賞である芥川賞の対となる直木賞の歴代受賞劇にかかる悲喜劇事情である。
 当然そのあとも直木賞は営々と続いているわけで、今回の文庫化にあたっては単行本化のあとの第150回から第155回分が追記されている。
 とここまでは、この文庫本に先立って刊行された『芥川賞物語』とほぼ同じ。
 それにしても直木賞というのは常にこんな位置にある。
 同じ日に生まれた双生児のようでありながら、常にお兄さんがほめられ注目を浴びている兄弟みたいなもの。
 同じような関連物語ながら単行本でも一年早く、文庫本でも『芥川賞物語』の方が先に出てしまう。
 それでもいじけないのが、直木賞らしいといえば、いえる。

 単行本刊行のあと芥川賞は又吉直樹氏の『火花』とか耳目を集めた作品が何作かあったが、直木賞といえばどうもいけない。
 特にここ何回かの受賞作はどうだろう。荻原浩氏と恩田陸氏の受賞である。
 直木賞といえば新人賞だとばかり思っていたが、どうもそうではないらしい。
 じゃあ、中堅かといえばそれをも通り越してしっかり名の通った人であっても受賞の対象となるようだ。
 エンターテイメントな作品が対象といいつつ、受賞に至るそれが少しも血が騒ぎ肉踊らない。
 この本の著者の川口氏はそれでも律儀に直木賞を応援しているようだが、この出版不況の中、まず直木賞が消えてしまわないか、それが心配だ。
  
(2017/04/15 投稿)

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