プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介する
  『ヨーコさんの"言葉" わけがわからん』は
  シリーズの三作めで
  今年になって出たばかりの新刊です。
  この中に収められているのは、
  「神の手」「言葉」「カラオケセットと井戸端会議」
  「お月さま」「うるさいわね」
  「私はどちらも選べなかった」「真二つの結婚」
  「わけがわからん」「二〇〇八年冬」の
  9篇.
  最後の「二〇〇八年冬」なんかは
  しみじみします。
  ところで、この番組、
  こちらのサイトから動画配信で見ることができます。
  ご興味のある方は、こちらから。
  何回見ても
  いいものはいい。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  人生の「間」                   

 NHKEテレの人気番組の書籍化も、この本が第3弾。
 原作は絵本作家の佐野洋子さんのエッセイ。
 例えば、この本に収録されている9つの作品でいえば、『がんばりません』とか『ふつうがえらい』といった7冊のエッセイ集から採られている。
 もちろん、エッセイそのものは長いものではないが、この番組のようには短くもない。
 云ってみれば抜き書きのようになっているのだが、それは抜群にいい。
 この本あるいはこの番組を楽しむなら、もとになったエッセイを読むことをお勧めする。

 話には「間」が大事といわれる。
 文章にもそれはあるのだろうが、言葉となって出てきた時により鮮明になる。
 まして、年を経てくれば、「間」を意識しなくても、話し方はゆっくりとなる。
 佐野洋子さんのエッセイはそれなりに勢いがあると思うが、この本あるいはこの番組ではなんともいえない「間」がいい。
 この本がどんな読者に読まれているのか、この番組がどんな視聴者に人気があるのか知らないが、おそらくある程度の年月を重ねた人が多いのではないか。
 いったい何を急ぐことがあるというのか。

 それは、北村裕花さんの絵にもある。
 この本あるいはこの番組は絵本のように、佐野さんの文章に北村さんの絵がそえられているのだが、北村さんの絵はどこかに逃げ道がある、緩やかともいえる。
 それは絵の「間」だろうか。
 だから、見ていても、つい何かを許している。
 それが、いい。
  
(2017/04/20 投稿)

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