プレゼント 書評こぼれ話

  先日、川本三郎さんの
  『「男はつらいよ」を旅する』という本を
  紹介しましたが、
  川本三郎さんは映画評論家という肩書を
  持っています。
  たくさんいる映画評論家でも
  私の大好きな一人ですし、
  川本三郎さんの名前は映画に夢中になっていた
  高校生の頃から見聞きしていたので
  もう40年以上前から
  知っている映画評論家になります。
  今日はモルモット吉田さんという
  気鋭の映画評論家による
  『映画評論・入門!』を
  紹介しますが、
  この本で映画評論家を目指す人もでてきたりして。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  映画評論家、がんばる                   

 映画評論家といえばなんといっても淀川長治さんの名前が浮かぶ。
 そして、淀川さんに飽き足らずに佐藤忠男さんとか山田宏一さんといった評論家の評価にはいっていくのは、雑誌「スクリーン」から「キネマ旬報」に至る、映画ファン成長の構図のようなものに近い。
 「キネマ旬報」は日本の映画雑誌で屈指の歴史を誇っているし、そのベストテンは今でも権威ある賞として位置づけられている。
 そのベストテンに票を投じるのがほとんどの場合、映画評論家もしくは映画記者だ。
 当然彼らは多くの作品を観ているが、日本映画と洋画があるから、どちらも同じように観ている人もいれば、どちらかに特化していることもある。

 本書の著者であるモルモット吉田さんは略歴を読むと1978年生まれの映画評論家とある。雑誌「シナリオ」などにも映画評論を執筆しているから、どちらかといえば日本映画の方が得意なのかもしれない。
 名前で人を判断してはいけないが、果たしてどんな「映画評論」の入門書を書いたのか気になったが、これが予想以上によかった。
 特に過去の事例を紹介することで(「映画監督VS映画評論家」「ベストテンとは何か」といった章立て)映画評論のあるべき姿を示してくれている。

 それで、「映画評論を書く」という章を読むと、映画評論とは単に映画を観てどうのこうのではないことがよくわかる。つまり、感想と評論は違う。
 映画は観客を饒舌にする表現方法であることは、間近でもよく見かける現象だが、まずは一呼吸おいて、冷静に語ることも大切なのだと思う。
  
(2017/07/08 投稿)

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