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プレゼント 書評こぼれ話

  野菜づくりをしていると
  虫はとっても気になります。
  特にアブラムシ。
  私が生まれた大阪では
  ゴキブリのことをアブラムシと
  呼んでいましたから
  野菜につく小さな虫が
  アブラムシと知って
  びっくりしました。
  今日紹介する
  エリック・カール
  『はらぺこあおむし』のような
  食欲旺盛の青虫は
  かわいそうですが
  退治するしかありません。
  ごめんね、
  あおむし君。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  時代を超える                   

 この絵本のことを知らない子どもたちはいないかもしれない。
 この絵本のことを知らない大人たちも少ないかもしれない。
 まして、絵本大好きなママさんたちはこの絵本が大好きだ。
 折り紙で「あおむし」君を作ったり、揃いの「あおむし」君Tシャツを着たりして。
 何より、この絵本の読み聞かせともなれば、読む方も聞く方も楽しくて仕方がないのじゃないだろうか。

 この絵本は仕掛け絵本というジャンルにはいるのであろうか。
 大がかりな仕掛けではない。
 「あおむし」君の食事と仕掛けがうまく重なって、仕掛けが何重にも面白く出来上がっている。このあたり、ページの中から子どもたちの歓声が聞こえてきそう。それってもしかしてもっとも大きな仕掛けだったりする?

 しかし、この絵本の本当の仕掛けはその色ではないだろうか。
 「あおむし」君の身体の緑ひとつとっても、その多彩さに目を奪われる。ましてや、成長してちょうちょになったその姿の豪華さはどうだろう。
 子どもたちのため息が聞こえるようではないか。

 おそらくこの絵本の魅力は何年経っても変わらないだろう。
 私たちがいなくなっても、次の親たちが、その次の親たちへと、そしてそれは新しい子どもたちにも間違いなく続くだろう。
 時代を超える。
 これがもっとも大きな仕掛けではないか。
  
(2017/09/03 投稿)

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