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プレゼント 書評こぼれ話

  今日から9月
  そして、二百十日

    枝少し鳴らして二百十日かな     尾崎 紅葉

  この日は昔から台風の襲来が多いところから
  「厄日」ともいわれています。
  最近では
  二学期の始業式でもあるこの日は
  子どもたちの自殺が多い日でもあります。
  学校に行きたくない、
  さまざまな事情が
  子どもたちの心を圧迫するのでしょう。
  なんとも痛ましいことです。
  そんな子どもたちに
  この本を読んでもらいたいと思います。
  ジョージ・ソーンダーズの『人生で大切なたったひとつのこと』。
  いじめていたら、すぐやめましょう。
  いじめられていたら、勇気を出して
  相談しましょう。
  だから、生きることをあきらめないで下さい。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  やさしい人になるために                   

 まずこの本がどのようにして誕生したのかを記すことから始めよう。
 これはジョージ・ソーンダーズというアメリカの作家が2013年5月にニューヨーク州のシラキュース大学教養学部の卒業式で行った、わずか10分足らずの短いスピーチを書籍化したものです。
 ですから、聴衆はこの学校を卒業する若者たちですが、話されている内容はもっと若い人でも理解できるし、うんと年を重ねた人たちにもわかってもらえるものになっています。
 それでも、出来ればこれから社会に出ていく若い人たちに読んでもらえたらと思います。

 ジョージは自身の人生を振り返って、本当に悔やんでいるのは、小学生の頃におとなしいエレンという女の子にやさしくしてあげられなかったことだと、話します。
 エレンは今でいえば小さな揶揄を受けていた女の子で、ジョージは彼女を真にやさしくできなかったことを悔いているのです。
 つまり、ジョージが言う「人生で大切なたったひとつのこと」とは「やさしさ」です。
 でも、彼はこうも言います。やさしい人になるのは難しいとも。

 だからといって、やさしくなることをあきらめてはいけません。
 幸いなことに、ジョージはやさしくなるための覚悟のようなものを、このスピーチで語ってくれています。
 そして、ジョージのスピーチがこうして活字となることで、私たちは何度も読み返すことができるのです。
 ただやさしい人になるために、何度も何度も。
  
(2017/09/30 投稿)

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