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プレゼント 書評こぼれ話

  今日の書評に
  昭和36年(1961年)の第二室戸台風のことを
  書いていますが
  この台風がやってきたのは
  9月16日で
  死者が200名近くも出たそうです。
  大阪の実家は海からそんなに近くでもなかったのですが
  床下まで海水が来たと思います。
  当時は家の外に便所があったので
  行けなかったことを
  よく覚えています。
  今日は
  武田美穂さんの『たいふうのひ』を
  紹介します。
  まだまだ台風がやってくるかもしれません。
  気をつけましょうね。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  記憶に残る台風                   

 子どもにとって台風は一大イベントのようなものかもしれない。
 私のことながら、あれはたぶん昭和36年にやってきた第二室戸台風だと思うが、その当時大阪に住んでいて床下浸水までしたことまで記憶にある。6歳のことだ。
 人間の記憶はいつから始まるのかわからないが、この時のことはよく覚えている。
 まさに台風の力だ。

 この絵本の姉弟も、おじいちゃんとおばあちゃんがいる島の家に遊びにやってきて、台風にあってしまう。
 お姉ちゃんはパパとママがなかなか来ないのでふくれているが、ぼくは台風がやってくるというのでワクワクしている。
夜になって、ついに台風にやってきた。
 おじいちゃんの家のまわりの樹々が大きく揺れている。
 お家だって揺れてきた。
 お姉ちゃんとぼくは恐々外の景色を見ていると、次第に風も雨も弱くなってきたではないか。
 虫の声まで聞こえてきたりして。
 ところが、また雨が降り出して、風も出てきて。
 もっとすごい音がして。
 そう、さっきのは台風の目にはいったんだ。

 作者の武田美穂さんのかわいい絵が台風にあった幼い姉弟の、ワクワク感や不安を見事にとらえている。
 台風が過ぎ去った次の日、海に駆け出す姉弟たちは、台風のことをパパとママに話すんだと楽しげだ。
 きっとこの二人は大きくなっても、この夜のことを忘れないにちがいない。
  
(2017/09/10 投稿)

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