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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は秋分の日
  秋の彼岸の中日にあたります。
  彼岸だけだと春の季語
  わけるために
  秋の彼岸とか後の彼岸と記せば
  秋の季語になります。

    人は灯をかこみて後の彼岸かな     三田 きえ子

  これから秋たけなわになって
  読書も本番。
  そこで今日は
  川口則弘さんの
  『芸能人と文学賞』を
  紹介します。
  この本で読むと
  昔から
  いろんな芸能人が本を書いていることが
  わかります。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  表紙の芥川龍之介の写真がカッコよすぎる                   

 昔は作家としてデビューするまで苦節何十年、それでなんとかデビューしても芥川賞直木賞ともなれば取れればまるで奇跡のように言われたものですが、今の文壇を見ていると、案外作家デビューするにはお笑い芸人になるのが手っ取り早いような感じさえする。
 もちろんそれは芥川賞を受賞した又吉直樹さんの影響が大きいし、出版不況から抜け出せない出版社が顔も名前も売れているお笑い芸人に本を書かせたらそこそこ売れるだろうという皮算用があるせいだろう。
 まあ出版業界だけでなく最近のTV界も似たりよったりではあるが。
 それでは彼らと彼らが属している芸能界にいる人と文学賞はどういう関係にあるのか。
 芥川賞直木賞といえば、この人川口則弘さんと今や定説がある(多分)著者を引っ張り出しての、文学賞考察がこの本である。

 時代とともに順に見ていくと、なるほど又吉さんのインパクトは強かったものの考えてみれば結構芸能人が文学賞に関わっているケースが多い。
 ただ芸能人といっても最初は演劇関係の人、さらには脚本家、さらに作詞家、そして俳優、今はお笑い芸人と変遷していく。
 それって、芸能人というくくりそのものの変遷のような気がする。
 お笑い芸人の地位が高まったというか、俳優や歌手の格が落ちたというか、そのあたりの問題に過ぎない。

 ただ大手企業に勤めていたり大学教授であれば小説を書いて文学賞を受賞してよくて、お笑い芸人ではダメともなれば職業に貴賤があるかのようなことにもなる。
 川口さんのように文学賞を純粋に楽しんでいるのがちょうどいい。
  
(2017/09/23 投稿)

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