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プレゼント 書評こぼれ話

  NHK大河ドラマ西郷(せご)どん」が
  ついに始まりました。
  もうご覧になりましたか。
  原作が林真理子さん
  脚本が中園ミホさん、
  西郷隆盛を演じるのが鈴木亮平さん、
  なんといっても
  鹿児島の青空が印象的な
  第一話でした。
  これからが楽しみです。
  そこで
  今日は司馬遼太郎さんが描く西郷どん、
  『翔ぶが如く 二』を紹介します。
  まあ、ドラマとあわせて
  ゆっくり十巻まで
  お付き合い下さい。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  明治6年の夏から秋の出来事がこの二巻に描かれている                   

 司馬遼太郎の小説は常に往ったり来たりを繰り返すことが多い。
 有名な「余談」というのは、そういう時の司馬の常套手段であるが、そのせいでしばしば作品は長編化していく。
 もちろん読者にとってはそれさえ小気味がよく、司馬の作品を読むと重層的な読み方を自ずからすることになる。

 明治維新後間もないこの国を二分させた征韓論とそれにつづく西南戦争を描くこの大長編は文庫本にして全十巻ある。
 その第二巻めのこの作品では、明治6年(1873年)夏(この年の9月に遣欧から戻ってくる岩倉具視がまだ戻っていないとある)から、西郷隆盛の朝鮮派遣を討議する廟議の行われる10月14日の朝までの、わずか2カ月足らずの出来事を延々400ページ弱の中で描いている。
 その中で征韓論派と反征韓論派のさまざまな動きが描かれている(特に伊藤博文の活躍は司馬の筆も踊るような筆致で描かれている)のは当然としても、山形有朋や西郷従道といったこの時代を代表する人物の性格や挿話までが入り込み、あるいはさらに当事者としての三条実美のこっけいさもあったりして、それは明治という時代だけでなく、人間がある限り起こるであろう人間喜劇がこれでもかというばかりに描かれている。

 特に大久保利通である。
 西郷とともに薩摩藩から出た明治維新の立役者であるが、この時期の大久保は自らの死を覚悟の上、西郷と対峙しようとする。
 西郷と大久保の対比も、この巻で司馬は書いているが、さて司馬にとってどちらの方が好みであったか、まだこの巻では判断できない。
  
(2018/01/09 投稿)

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