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本 「私の好きな作家たち」の第十三回は、
 朝日新聞朝刊の連載小説『七夜物語』が好調の、
 川上弘美さんです。
 新聞小説の切り抜きなんか今までしたことがなかったのですが、
 今回はじめて、毎日チョキチョキ、ぺったん、しています。

本 川上弘美さんが好きな理由は、
 川上弘美ズバリ、その容姿です。
 ほんわかした顔といい、すらりとした身長といい、
 もういうことありません。
 川上弘美さんが作家デビューする前、
 高校の生物の先生だったことは有名な話ですが、
 背が高くって、白衣がお似合いだったでしょうね。
 アンニョイな感じで教室の窓から落ちゆくポプラの葉などを
 見つめていたんでしょうか。
 うわー、いいな、いいな。
 私も教えてもらいたかったな。
 山田先生と呼ばれていたのかな。
 (山田は川上さんの旧姓です)
 弘美先生と呼ばれていたのかな。
 なんだか、こちらの顔までリトマス試験紙になってしまいそうです。

本 川上弘美さんにはまったのは、
 やはり『センセイの鞄』からです。
 第115回芥川賞を受賞(1996年)した『蛇を踏む』も読んでいますが、
 それほど感心しなかった。
 それが、『センセイの鞄』でぐんときた。
 その気持ちをどう書けばいいのか、
 手触りがいい、そう、あえていうなら、
 こころ触りがよかったといえます。
 でも、川上弘美さんは案外この『センセイの鞄』の大人気で
 戸惑っているんじゃないかとも思います。
 『蛇を踏む』みたいな作品の方がお好きじゃないかと。
 『センセイの鞄』のあと書かれた『龍宮』などは、
 振り子がふれるように異世界に振れた短編集でした。
 だから、読者は『センセイの鞄』のような世界を求めるでしょうが、
 川上弘美さんは、ぷーんと向こうの世界で遊んでしまう。
 このあたりが、川上弘美的でおもしろい。

本 川上弘美さんの作品は、
 ずっと「おっかけ」していますが、どれが一番かといえば、
 『センセイの鞄』をのぞくと、『真鶴』でしょうか。
 読者に媚びず、自身の世界観をみごとに表現した傑作だと
 思います。
 『センセイの鞄』余話のような、『パレード』も好きな作品です。

パレードパレード
(2002/04/25)
川上 弘美

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本 最後に、
 『センセイの鞄』ですが、あの本の再読ができずにいます。
 再読するのが、
 自分のなかで怖い。
 今もっている印象が壊れるのが、ずっと怖いまま、
 再読できずにいます。
 そういう本って、みなさん、ありませんか。

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