プレゼント 書評こぼれ話

  本の読み方に正解はないと思う。
  いえることは
  自分が面白いという本を読むこと、
  それが一番なのだろう。
  なんといっても
  どんなに読んでも
  すべての本を読むことなんか
  できないのだから。
  ちょうど
  私が今頃になって
  アガサ・クリスティー
  読み始めたように。
  今日は
  そのアガサ・クリスティーの本から
  『謎のビッグ・フォア』を
  紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  名探偵ポワロ死す⁉                   

 映画の惹句風に書くと、「名探偵ポワロ死す⁉」となるのだろうが、大抵このような惹句で本当に死んだ試しがない。
 だからといって死なないかといえばと、この程度でとめておくのがミステリー小説のマナーだろう。
 それにしても、私が知っているポワロは名作『オリエント急行の殺人』のように本格的な謎を解く探偵というイメージが強かったのだが、この作品を読んでポワロのまるで違う一面を見た気分である。
 どんな一面かというと、まるで007のジェームズボンドばりなのだ。
 映画でいえばアクション物に分類されてもおかしくないほど、ポアロはヨーロッパの街を飛び跳ね、怪しげな女性も出現し、クライマックスには大きな爆発まで起こってしまうのだから。

 何しろ今回ポアロが相手にするのは世界の凶悪な事件のほとんどに関わっているのではないかという「ビッグ・フォア」。
 彼らの正体が徐々に起こる事件によって次第に明らかになっていく手法はお見事というしかない。
 しかも、よく考えてみたら小さな事件が起こるたびの謎解きがあたかも短編を読んでいるようでもあり、この作品はそれだけでもお得感満載だ。

 この作品はポアロの親友であるヘイスティングズ大尉の人称で書かれているが、ポアロがしばしば名言「小さな灰色の脳細胞を使え」と言うのに対して、ポアロには「謙譲の美徳だけは持ち合わせていない」と、しばしば辛辣であるのもまた面白い。
 色々な点でこの作品は映画的であるといえる。
  
(2018/04/25 投稿)

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