プレゼント 書評こぼれ話

  ずっと辻村深月さんのことが
  気になっていました。
  今年の本屋大賞
  辻村深月さんが受賞して
  私の辻村深月さん気になる度も
  Maxになっていました。
  そこでふと本屋さんで目に入ったのが
  今日紹介する
  『サクラ咲く』。
  中学生向きらしいですが
  大人でも
  全然問題ありません。
  おかげで
  私の辻村深月さん気になる度は
  さらに高まりましたが。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  こんな作品を中学生で読めるなんて幸せだ                   

 『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞(2012年)し、2018年には『かがみの孤城』で待望の本屋大賞を受賞した辻村深月さんが、2009年から2011年にかけて中学生向けに書いた短編2篇と2011年に「小説宝石」に発表した1編を合わせて刊行(2012年)されたのがこの本である。

 「小説宝石」に発表された「世界で一番美しい宝石」がその発表誌から少し違和感があるように感じるが、決してそんなことはない。
 この作品の主人公は高校生2年生の男子生徒3人だが、そのうちの一人はこの本の最初に収録されている「約束の場所、約束の時間」に登場する主人公の、どう考えても息子のようであるし、学校の図書室にいる女性司書先生もこの本の2つめの作品、表題作でもある「サクラ咲く」に登場する女子中学生が成長した姿で、これらの3つの作品は登場人物もその時代も違うのだが、うまくからみあっている。
 だから、この3つの作品はそれぞれ別の作品ではあるが、収録されている順番に読むことをお勧めする。

 表題作の「サクラ咲く」は中学生になって引っ込み思案の性格を変えたいと思っていたマチという女の子がやっぱりなかなか変えられずに悩みながらも、新しい友達やほのかに心を寄せる男子生徒とのまじわりを通して、次第に変わっていく物語である。
 そこに図書室の本にはさまれた謎のメッセージがからんで、マチがどう変わっていくか読み応え十分である。
 おそらくこの作品のマチのように自分と向き合った時に悩む子どもたちも多いだろうが、おそらく辻村深月さんの作品はそんな若い人たちにエールをおくる作品でありつづけるだろう。
  
(2018/05/10 投稿)

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