5月2日、92歳で亡くなった
 かこさとしさんが絵本作家の巨星なら
 今年2月20日、98歳で亡くなった
 金子兜太さんは俳句界の巨星でした。
 新聞の俳句投稿欄も
 金子兜太さんへの追悼句で
 いっぱいになっていました。

 2011年6月第一週の
 朝日俳壇
 私の俳句を採用してくれたのが
 金子兜太さんでした。
 その時の俳句。

    遺伝子をのぞきみるかなところてん

 この句には金子兜太さんの評もついていて

   ところてん(食用)で成立。寒天では駄目。

 なんだか褒められているのかわからない短評ですが
 評を頂くのも大変な新聞の投稿欄ですから
 私の宝物ではあります。

 その金子兜太さんと追悼して
 大特集を組んだのが
 俳句雑誌「俳句」5月号(KADOKAWA・1180円)です。

  

 追悼座談会や
 俳人だけでなくさまざまなジャンルの著名人による追悼エッセイ、
 さらには2017年12月に語られた秘蔵インタビュー
 「今、伝えたいこと」、
 そして46人の俳人による追悼句など
 まさにまるごと金子兜太
 ちなみにあの夏井いつきさんの追悼句がこれ。

    兜太先生春を吐き尽くして笑う

 もちろん、
 金子兜太さんの俳句もたくさん収録されています。
 印象的なのが「最後の九句」として掲載されたもの。
 そのうちの一句。

    雪晴れに一切が沈黙す

 金子兜太さんは
 東京帝国大学経済学部を出て、
 日本銀行に入行した秀才。
 55歳の時に
 定年退職をされましたから
 ビジネスマンとしても充実していました。

 この「俳句」5月号には
 完全保存版と銘打った
 「金子兜太読本」も付録としてついていて
 これさえあれば
 金子兜太さんの俳句を
 後追いして楽しめそうです。

 その他にも
 夏用の「俳句手帖」も付いていて
 充実の一冊です。

    犬も猫も雪に沈めりわれらもまた      金子 兜太

 ご冥福をお祈りします。

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