プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  第158回直木賞候補作になった
  伊吹有喜さんの
  『彼方の友へ』を紹介しますが
  私はこの物語を読み終わって
  とっても気持ちいい感じを受けたのですが
  そのあと
  直木賞の「選評」を読んで
  結構辛辣な評が多かったのが
  意外な感じがしました。
  読むことと
  賞をとることとは
  やはり違うのでしょうね。
  でも、やっぱり私は好きだな、
  この物語。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ぜひ朝ドラにしませんか                   

 第158回直木賞候補作。
 老人施設に暮らすハツのもとに届いた昭和13年の「乙女の友」の新年号の付録。花の絵と思わせぶりな言葉が綴られたカードの束。
 それをきっかけにして主人公佐藤ハツの昭和12年、同じく15年、18年、20年の姿が描かれる長編小説である。
 ハツは見習いのようにして就職した雑誌「乙女の友」でこれらの年代をたくましく生きていく。戦前戦中の「お仕事小説」ではあるが、ハツがほのかに心を寄せる雑誌の主筆である有賀や乙女チックな絵で多くの少女を虜にする長谷川画伯などハツをめぐる人間関係も巧みに仕組まれている。
 私はとても面白く読んだ。

 ところが、直木賞の選評ではほとんど評が集まらなかった。
 直木賞の候補になるということは、厳しい批評も受けることがあるということだろうが、それでもこうして選評が聞けるというのは著者にとってはきっとありがたいことだろう。
 選評で面白かったのが、東野圭吾委員のもので「完全に朝の連続テレビ小説の世界」とある。同じような評価が宮部みゆき委員で「このまま即NHKの朝ドラになりそうな仕上がり」とある。
 それを「お行儀が良すぎた」と宮部みゆきは優しく書いているが、つまりは東野圭吾がいう「既視感」だろう。

 しかし、直木賞には至らなかったにしても、朝ドラ仕立てになっていようが、この物語は面白かった。
 できれば本気で朝ドラになればいいのに。
  
(2018/05/19 投稿)

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