プレゼント 書評こぼれ話

  最近日本大学アメフト部のことが
  大きく取り上げられている。
  日大といえば
  昭和43年(1968年)に起こった
  日大闘争を思い出す。
  その大学紛争を皮切りにして
  全国の多くの大学に
  学生運動が広がったと
  記憶している。
  その発端は大学側の経営の不透明感に
  当時の学生たちが反発したものであった。
  あの闘争を経験した人たちこそ
  団塊の世代の人たちであろうが
  今の日大のありよう、
  学生たちの姿を
  あの日大闘争を経験した人たちは
  どう見ているのだろうか。
  今日紹介する谷岡一郎さんの
  『定年後の知的生産術』は
  団塊の世代に
  多くの期待を寄せてはいるが。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  定年後こそアウトプットが重要                   

 「定年後」と「知的生産術」という興味のある(好きな)ワードが二つも並べば、やはり読むしかないと手にした新書です。
 ただ全部で6章あるうちで二つのワードが関係していると思われるのは、最初の章と最後の章ぐらいで、あとは「定年後」でなくともどの世代であっても知っておくといい「知的生産術」の内容になっています。
 どれくらい著者の意図があったのかわかりませんが、「定年後」をつければ他の新書のようにバカ売れするかもしれないと考えた編集者がいたのではないでしょうか。

 この本の中で著者は「比較的高年齢の人々のうち、知的生産に生きがいを感じる人々」を「クリエイティブ・シニア」と名付けている。そして、団塊の世代にそのような人たちがたくさんいて(分母が大きいのだからどうしても多くなる)、彼らがこれからの日本を先導するのではというしている。
 団塊の世代はこの国の高度成長期を支えた人たちであることは間違いない。
 中でも、その先頭を走ってきたエリートたちは仕事を終えたあとも「知的エリート」であり続け、この国全体の知の環境を補完していると著者は見る。

 実際、団塊の世代の人たちの知への探求心は衰えるところはない。
 ある地方都市の経済に関する市民講座の出席者は、そんな団塊の世代の人たちで満席になっている。
 この新書は「定年後」に関係なく「知的生産術」の指南書になっているが、それは同時にインプットに傾くシニアの人たちにアウトプットを促す、応援歌とも読めないだろうか。
  
(2018/05/25 投稿)

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