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プレゼント 書評こぼれ話

  定年についての
  新書やら小説やら結構好きで
  多分ここ数年
  何冊も読んできたと思うが
  一番自分に合ったのは
  楠木新さんの『定年後』であった。
  その楠木新さんが続編を書いたというので
  さっそく読んでみた。
  それが『定年準備』。
  副題が「人生後半戦の助走と実践」。
  中で、楠木新さんは
  60歳から74歳までを「黄金の15年」と
  記している。
  つまり、自分のやりたいことを貫けるチャンスが大きい期間だと
  書いている。
  まさにそんな「黄金の15年」の中にいる、
  私は。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  焦らず、あせらず。                   

 小津安二郎の映画を観ていると、そこに登場する例えば笠智衆演じる男性などはとても年をとっているように見えるが、実際には60歳にもなっていないのではないだろうか。
 小津の映画が作られた頃はまだ定年が55歳ぐらいであったと思われるが、そもそもその当時であれば平均年齢も今よりうんと下で、定年から何をしたらいいかなんてあまり考えなかったのではないか。
 あるいは、家の中の家族構成も今とは違って何世帯も同じ屋根の下で暮らしていたから、定年を迎えた老人たちもそれなりの役割が自然とあったように思える。

 そんな時代から半世紀も経って、定年という人生の節目が脚光を浴びる時世になるというのも、不思議な感じがする。
 先の『定年後』という新書が話題となってたくさん売れたのも、そういう時流にマッチしたからだろう。
 そして、その続編が本書で、続編といってもタイトルに「準備」とあるから、「定年」というイベントをはさんで、まずこの「準備」があって、そのあとに正編の『定年後』が続くということになる。

 正続で著者の考えが違うかといえば、そんなことはない。
 結論めくが、「定年後は、何をやってもよく、何をやらなくてもいい。自らの個性にあった働き方、生き方をすることが大切」ということだろう。
 であれば、この本の中でも紹介されている定年後の働く姿はあくまでも参考でしかない。けっしてその人がベストとは著者は言っているわけではない。

 巻末に「定年準備のための行動六か条」が掲載されているが、「準備は50代で十分」と著者も書いている。
 焦らず、あせらず。
  
(2018/07/05 投稿)

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