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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  「えほん遠野物語」から
  『おしらさま』という作品を。
  もちろん
  文は京極夏彦さん。
  このシリーズでは絵の担当はいつも違っていて
  今回は伊野孝行さん。
  ちょっぴり怖い感じを
  伊野孝行さんの絵はよく表せています。
  子どもたちの感想を
  聞いてみたい絵本です。
  大人が怖いと思っても
  子どもは大好きということ
  よくありますものね。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  生きていくなかで信心は欠かせない                   

 『遠野物語』といえば民俗学者柳田国男の代表作で、それを京極夏彦さんが現代風そして子どもたちにも読みやすいように文章を綴った絵本のシリーズの、一冊である。
 このシリーズは第1期として『かっぱ』や『ざしきわらし』、『やまびと』『まよいが』の4冊を刊行し、第2期もこの『おしらさま』を含む4冊の刊行が行われている。
 このシリーズは文を京極夏彦さん一人が担当しているが、絵は作品ごとに違うのも特長のひとつといえる。
 この作品の絵は伊野孝行さん。イラストレーターという風に巻末の略歴で紹介されている。
 この作品が「おしらさま」という遠野あたりの家々で祀られている神の話が書かれたもので、しかもその「おしらさま」の男神のお姿が馬の頭をしているなど、何やら不気味な感じを、伊野さんは見事に描いている。

 「おしらさま」が何故馬の頭をしているかという訳も、馬と結婚した娘の父親が怒って馬の首を切って捨てたとも言われているそうだが、やがてそれは養蚕のはじまりの謂れにもつながっていくから、怨恨の伝説でもなさそうだ。
 どころか、「おしらさま」は眼の神とか女の病を癒す神でもあったそうだから、遠野の人たちは大事に祀っていたにちがいない。

 もちろんそれでも、信心が浅い家もあって、そんな家に限って不幸があるというのも、古来からよく言われている通りだ。
 そんな怖さもちょっぴりあったりする絵本なのだ、これは。
  
(2018/07/22 投稿)

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