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プレゼント 書評こぼれ話

  今年も半分が終わって
  下半期にはいっていますが
  私の2018年度上半期の収穫のひとつに
  アガサ・クリスティーとの
  出会いがあげられます。
  今さらアガサ・クリスティーと出会ったと
  喜んでいるのが
  恥ずかしくなりますが
  それでも読めてよかったというのが
  正直な感想です。
  今日もそんなアガサ・クリスティーの作品で
  『アクロイド殺害事件』。
  面白かったな。
  これこそエンタテインメント。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  これはトリックだろうか                   

 本を読んだあとの感想で、「面白かった」は最高の賛辞ではないかと思う。
 ミステリーの女王アガサ・クリスティーの作品の中でも名だたる長編で、そのトリックはさまざまな賛否を巻き起こした問題作を、読み終わったあとの感想はやはり「面白かった」だし、その仕掛けに只々「まいりました」というしかない。

 キングス・アポットという小さな村に起こった2つの事件。
 ひとつは睡眠薬の飲みすぎで亡くなったフェラーズ夫人。そして、もう一つがこの物語のタイトルにもなっている、アクロイド氏の殺人事件。(この作品の原題はTHE MURDER OF ROGER ACKROYDで邦訳された際の『アクロイド殺し』というタイトルがよく流布されている)
 小さな村の大きな屋敷といえば、この2人の館であることを思えば、ともに資産家である。しかも二人とも夫、妻を亡くし、将来結ばれるのではないかと、村の人たちが噂していたほどである。
 アクロイド氏を殺したのは誰か、その解明にあたるのが名探偵エルキュール・ポワロで、彼は「隠退して、こんな村へ、かぼちゃづくりなんかにき」ていた。
 このことは真の犯人が長編の最後にぼやく一番の感想だ。

 この作品にはポアロの推理の手法がさりげなく書きこまれている。
 例えば「いつも、人が真実を話しているかどうかをたしかめることに興味」とか「一見関係のなさそうな小さなことが、いずれも全体とつながりがある」だとか、そんなポアロの一つひとつを見逃さないことだ。
 しかし、これだけは言っておこう。
 どんなにポアロの一挙手一投足を見逃さなかったとしても、犯人はきっと、わからない。
  
(2018/07/17 投稿)

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