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プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介した船井幸雄さんの『学びのクセづけ』というのは
  いい題名です。
  私たちは一生勉強しつづけないといけない、と
  私は思っていて、
  私の家には相田みつをさんの、

   一生勉強一生青春

  なんていう言葉を額にいれて飾っています。
  飾っているだけでは仕様がないのですが、
  まあ、ないよりあった方がいいし、
  今回の書評にも書いたように、
  学生時代の頃のようなことだけが勉強ではないのですから、
  仕事上のことであったり、
  人とのつきあいであったり、
  そういうことすべてが「学び」だと考えれば、
  人間とはやはり学びつづけないといけないものなんでしょうね。
  そして、それが日々の生活のなかで
  自覚できることこそ、
  クセづけになるのだと思います。

学びのクセづけ学びのクセづけ
(2009/06)
船井 幸雄

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sai.wingpen  与太郎の相談                     矢印 bk1書評ページへ

 落語の世界では、なんともしようもないくらいの馬鹿の見本のような与太郎とか熊さん八っつぁんがなにかと知恵者のご隠居さんとか大家さんに相談する場面がでてくる。教えを乞うているのだが、なかなか理解できなくて、そのずれが笑いを生む。
 「経営指導のプロ」とまで呼ばれる船井幸雄氏のこの本を読んで、目に浮かんだのがそういう落語の場面であった。さしずめ、私が与太郎で、船井氏がご隠居さんというところだろうか。

 「勉強」といえば、ランドセルかついで、学び舎にいって、先生のなんだかわからない講義を聴いて、試験の結果に一喜一憂し、なんとか卒業したものの、身についたものといえば何だったろうか、そういうものだとつい考えがちだが、船井氏は、「勉強する真の目的」は、「自己の魂の本質をより良く成長させ、人間性を高める」ことだという。
 つまり、本書でいう「学び」とは、資格を取得することや学術研究を修めることではなく、生きていくための根幹の知恵である。
 いうならば、幸せになるための方法、考え方の伝授である。

 それでは、幸せってなんですか、と与太郎だったら訊ねるだろうか。
 船井氏はお金儲けやえらくなることがそうだとはいわない。「幸せな人は、いまあることに目を向けます。つらいことがあったとしても、現実を受け入れ、生かされていること、恵まれていることに目を向けることができ、感謝の心を持つことができるのです」(145頁)
 そういう心持ちにはなかなかなれないけれど、だからこそ、人間は学んでいかなければならない。

 「へえ、そんなものですかね」と与太郎はなんとなく感心する。「だったら、あっしは幸せにちがいないから、学びのクセづけはいいや」と言って元気よく帰っていくのだろう。
 ご隠居さんのあきれた顔が目にうかぶようだ。
  
(2009/10/24 投稿)

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