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プレゼント 書評こぼれ話

  本屋さんの経営が難しいのは
  低く抑えられた荒利率の問題がある。
  だから、本屋さんのレジあたりで
  文房具などを販売するのは
  店全体の荒利率を改善しようとするためだ。
  さらに街の小さな本屋さんに
  ヒット作が大量に入荷するかといえば
  それもない。
  売れる本も並べられないとしたら
  本屋さんの魅力は半減する。
  しかもネット書店の台頭、
  漫画や雑誌の販売不振と
  街の本屋さんにとって
  嫌な話ばかりだ。
  そんな中、がんばっている
  「小さな本屋」さんを紹介するのが
  今日紹介する
  和氣正幸さんの『日本の小さな本屋さん』。
  見ているだけで
  幸せな気分になります。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  一度はたずねてみたい本屋さんばかり                   

 出版不況と言われて久しい。
 そのせいか、街から小さな本屋さんが消えている。
 今年5月の時点で、全国の本屋さんの数は1万2千余り。前年から500店舗も減っているそうだ。それは10年前と比べると3割も減少しているという。
 街から本屋さんが消える意味は単に本や雑誌の販売拠点がなくなるというだけでなく、街の文化のありようが変わるということだと思う。
 だから、この出版不況の中、なんとか経営を維持しようとする、小さな本屋さんがいるだけでうれしくなる。

 この本は小さな本屋さんの魅力を伝える活動をしているライター和氣正幸さんが全国にある素敵な本屋さん23店舗を美しい写真とともに紹介してくれる幸福な一冊だ。
 この中で広島にある「READAN DEAT」という本屋さんの店主清政光博さんの「地元に文化的な場所が減っていくことへの憤りが店の原点」という言葉が印象に残る。
 こういう本屋さんがある街はまだまだ大丈夫ともいえる。

 ただこの本で紹介されている「小さな本屋さん」は昔ながらの本屋さんとは少し趣きがちがう。
 新刊と同じように古本を扱っていたり、コーヒーやビールが飲めたりもする。なんとパン屋さんと併設している本屋さんもあったり、真夜中だけ開店するお店もあったりする。
 どういうあたりが店舗維持の採算ラインかわからないが、おそらく店主の皆さんの気概はそういうところにはないような気がする。
もっと大きな自分の立ち位置があるのだろう。
 だから、ここに紹介されている本屋さんはどれも素敵な表情をしている。
  
(2018/09/27 投稿)

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