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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  漫画家益田ミリさんの
  小説を紹介します。
  『一度だけ』。
  といっても
  益田ミリさんは以前も小説を書いたことがあって
  「一度だけ」では
  ありませんが。
  益田ミリさんの漫画もいいですが
  この小説もいいですよ。
  テレビドラマなんかにしたらいいのにと
  思ってしまうくらい
  いいですよ。
  ドラマにするのであれば
  弥生さんには石田ゆり子さんがいいかな。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  東にさくらももこあれば、西に益田ミリあり                   

 益田ミリさんはれっきとした漫画家である。
 しかも女性たちに支持される、人気漫画家である。
 代表作の『すーちゃん』を読めばわかるが、益田さんの漫画はほのぼの系で暴力も血もでない。出るとしたら涙ぐらいなもの。
 しかも、彼女は大阪生まれというだけあって、そのおばさん力は侮れない。
 東にさくらももこあれば、西に益田ミリありというぐらいに、エッセイだって抜群に面白い。
 そして、小説である。
 この作品は彼女の9年ぶりとなる、2作めの長編小説なのだ。

 なんといっても、主人公となる二人の30代、つまりはアラフォーの姉妹の造詣がいい。
 姉の弥生はバツイチで今は介護ヘルパー。妹のひな子はなかなかいい仕事がまわってこない派遣社員。二人とも男運に恵まれない。
 二人の母親淑江には清子という妹がいて、つまりは弥生たちのおばさん、その清子は亡くなった夫の遺産で優雅に暮している。
 今回も清子に誘われて妹のひな子はブラジルにリオのカーニバルツアーに出かけた。
 残された弥生の日常。華やかなブラジルでのひな子の時間。
 きっとそのどちらにも身をつまされる読者も多いかもしれない。

 この小説、あまりに面白くて一気読みができるのだが、雑誌に2年間にわたって連載されたもので、まるで書きおろしのような作品の出来に、益田ミリさんの根気のよさに感服する。
 でも、よく考えれば弥生もひな子も益田さんの漫画に登場するアラフォー女性に似ている。
 つまりは益田さんの中にこんな女性が根っこのようにいるにちがいない。
  
(2018/10/11 投稿)

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