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プレゼント 書評こぼれ話

  「ぞうさん」を歌わなかった子供って
  いるでしょうか。
  でも、もしかしたら
  二番の歌詞は忘れているかも。

    ぞうさん
    ぞうさん
    だあれが すきなの
    あのね 
    かあさんが すきなのよ


  こうして文字にすると
  とっても素敵な詩だと
  あらためて感じます。
  そんな童謡を作ったのが、
  まど・みちおさん。
  今日はこれまでにも何冊か紹介してきた
  あかね書房の「伝記を読もう」から
  『まど・みちお』を
  紹介します。
  書いたのは谷悦子さん。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ぞうさん だあれがすきなの                   

 あかね書房の、児童向けに編まれた「伝記を読もう」シリーズの一冊。
 副題に「みんなが歌った童謡の作者」とあるように、まど・みちおさんは童謡「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」の作詞をした人として有名だが、詩人として1994年に国際アンデルセン賞を受賞もしています。
 そんなまどさんの伝記となる文を書いた谷悦子さんは児童文学の研究者でもあり、まどさんに関する著作も何冊も上梓している方です。

 「まど・みちお」というのはペンネームで、本名は石田道雄。窓が好きだったので、「まど」とつけたといいます。「まど」と「みちお」の間に「・」がありますが、全部ひらがな表記なので、姓と名を区別するためにわざわざ「・」がついているそうです。
 まどさんは1909年(明治42年)生まれで、2014年(平成26年)2月に104歳で亡くなります。長寿としても有名でした。
 まどさんが国際アンデルセン賞を受賞した際には、まどさんの詩の翻訳を皇后美智子様がなされたことも多くの人に感銘を与えました。
 そうやってみていくと、まどさんの人生はなんて幸せだっただろうと思います。

 でも、そればかりではないのも人生です。
 この伝記を読んでまどさんがまだ小さい頃に両親と離れて暮らしたことなどつらいこともあったこともわかります。
 また晩年には次男を癌で亡くします。その時のまどさんの日記は10ページにわたって悲しみが綴られていたといいます。

 まどさんは「幸せって何ですか」とたずねられた時、こう答えました。
 「自分が生きている現在を、肯定的に見ることができる人は、幸せ」。
 「ぞうさん」の詩はそういう詩でした。
  
(2018/10/13 投稿)

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