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プレゼント 書評こぼれ話

  今日から
  読書週間が始まります。(~11月9日)
  今年の標語は

    ホッと一息 本と一息

  そして、図書館とかで見かけることもあると思いますが
  こちらがポスター。

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  本がある暮らしといっても
  なかなかそういう習慣になれない人も多いと
  思いますが
  さっかくの機会ですから
  本屋さんや図書館に足を運んでみるのも
  いいですよ。
  今日は久住邦晴さんの
  『奇跡の本屋をつくりたい』という本を
  紹介します。
  あなたにとって
  奇跡の本屋とはどんな本屋でしょうか。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  夢と希望に本はあふれている                   

 札幌の人なら「くすみ書房」という本屋を覚えているかもしれない。
 いや、街の本屋さんが好きな人ならどこに住んでいても、「くすみ書房」の名前は聞いたことがあるのではないだろう。
 くすみ書房。1946年札幌・琴似で創業した街の本屋さん。しかし残念ながら、今はもうない。2015年に惜しまれつつ、閉店。
 そして、くすみ書房の名前を世に高めた店主・久住邦晴さんも2017年8月、66歳という若さで癌で亡くなる。
 この本は最後まで「奇跡の本屋をつくりたい」と願った久住さんが生前に書き溜めた、くすみ書房がどのようにしてその名が知られるようになり、どのように厳しい経営状態に堕ちていったかを記した、久住さんのいわば戦闘記である。

 くすみ書房は全国チェーンの本屋ではない。かつてはどこの街にもあった街の本屋さんだ。その本屋さんが有名になったのは色々な仕掛けのおかげだ。
 例えば、売れない文庫ばかりを集めたフェア、店内での朗読会、中学生や小学生向けに発信した彼らに読ませたい本のフェアなど。
 そのつど、お店にはたくさんの人が集まり、売上が増えて経営が安定しかかる。
 しかし、そのたびに大手の全国チェーンの書店が進出し、経営は息詰まる。
 店舗の移転もしたし、寄付も募った。
 けれど、久住さんの矢は尽き、閉店に追いやられる。

 最後に久住さんが願ったこと、「奇跡の本屋」をつくるということはどういうことだったのか。
 「中学生の本棚」と「高校生の本棚」がある本屋、夢と希望を与えてくれる本であふれた本屋。
 本当はそれは決して「奇跡」ではないはず。
 本が持っている力を、久住さんはもう一度よみがえらせようとしたのだ。
 久住さんは亡くなったけれど、その思いがこの本でよみがえった。
 だから、この本こそが「奇跡」の一冊なのだ。
  
(2018/10/27 投稿)

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