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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は再読絵本の紹介です。
  シェル・シルヴァスタイン
  『おおきな木』。
  この絵本は村上春樹さんが翻訳したことで
  人気となって
  私もこの絵本が出た2010年に
  読んでいます。
  今回再読しようと思ったのは
  この絵本も
  末盛千枝子さんの『小さな幸せをひとつひとつ数える』に
  紹介されていた絵本の一冊に
  入っていたからです。
  いい絵本は
  それこそ何度でも読み返すべきものなんでしょうね。
  この絵本を
  久しぶりに読み返して
  そんなふうに思いました。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  「木のしあわせ」とは何だろう                   

 この絵本には訳者である村上春樹さんの丁寧な「あとがき」がついています。
 そこには、この絵本が1964年にアメリカで出版されたことや日本での最初の出版が本田錦一郎さんの翻訳だったことや作者のシェル・シルヴァスタインの簡単な経歴などが短い文章の中に過不足なく書かれています。
 もちろん作品の解説のようなことも綴られていて、読者はこの絵本の原題が「The Giving Tree」ということや、木が女性であることも知ることができます。
 その上で、この物語で何を感じるかは読者の自由で、そのことをあえて言葉にすることもないとしています。
 そして、「物語は人の心を映す自然の鏡」のようなものをしています。

 私の心は決まっているわけではありません。
 時とともに変化もしますし、うれしいことがあれば晴れやかになりますし、つらいことがあれば沈みこみます。
だから、村上春樹さんは「あなたが何歳であれ、できたら何度も何度もこのお話を読み返していただきたい」と書いています。
 その時々の自分の心を、この物語は映してくれるのかもしれません。

 今回私が感じたのは、ここに登場する少年の身勝手さです。
 子どもの時にはともに遊んだ木を捨てて、少年は成長していきます。
 そして、何か困ったことがあるたびに木を訪れて、そのたびに木に助けられます。
 木からするとそういう愛も成立するのでしょうが、少年は木に何もしてやらないのです。
 それでも、「木はしあわせだった」というのです。
 それは、どんなものにも生きる意味があるということなのでしょうか。
 何度も何度も読み返して、私にも「木のしあわせ」の本当の意味がわかることがあるのでしょうか。
  
(2018/11/25 投稿)

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