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プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介するのは
  2017年1月に
  日本経済新聞に掲載された
  カルロス・ゴーンさんの
  「私の履歴書」を単行本化した
  『カルロス・ゴーン 私の履歴書』です。
  先週衝撃が走った
  カルロス・ゴーンさんの逮捕。
  すぐさま図書館の在庫を検索すると
  あるではありませんか。
  早速読んでみました。
  私はここに書かれていることを
  よくも白々しく書いたなとは
  思いませんでした。
  きっとここに書かれていることは
  カルロス・ゴーンさんの輝かしい一面だと思います。
  さらにいうと、
  カルロス・ゴーンさんはこんな言葉も
  残しています。

    リーダーは決して、
    正直に思ったことを何もかも話すわけではありません。
    何も言わない場合もあるのです。

  でも、やっぱり今回のことは
  ちゃんと話してよ、
  カルロス・ゴーンさん。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  この本をどう読むか                   

 日産自動車のカルロス・ゴーン会長が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕されたというニュースは日本だけでなく世界に衝撃が走った。
 その意味ではゴーン氏が目指した「グローバリゼーション」を体現したのが皮肉である。
 ゴーン氏の逮捕後、さまざまなメディアが氏の「功罪」について評論している。
 
 功罪。漢字が示す通り、てがらとあやまち、である。
 今回の事件でいえば、誰もがゴーン氏の功績を認めている。そのことを否定する論評は少ないのではないか。
 この本、すなわち日本経済新聞の人気コラム「私の履歴書」の2017年の冒頭を飾ったのが、ゴーン氏であった。この時、多くの読者はその内容に魅了されたのではないか。
 まさにこれこそゴーン氏の「てがら」の履歴書だろう。

 新聞連載から1年後の2018年3月、単行本化された「私の履歴書」は新聞連載以外にもゴーン氏がさまざまな著作やインタビューで語ったエッセンスが「名語録」という形でつき、さらには「履歴書」の英語バージョンまで付くという念の入れようである。
 おそらく新聞連載あるいはこの本を読んで、ゴーン氏のような経営者は自分の会社のそれであればどんなにいいだろうと思った人も多いだろう。
 そして、もちろんこの本には「あやまち」は書かれていない。
 連載の時期、すでに今回逮捕された容疑に手を染めていたはずであれば、この本に書かれている内容を空々しいと感じる人も大いに違いない。

 それでも、と書きたい。
 ゴーン氏が「履歴書」に書いた「アウトサイダーの私が本当の意味で信頼を得るには結果を出すしかなかった」というのは、本音であろう。
 事件の解明のあとこそ、この本の評価をすべきではないだろうか。
  
(2018/11/27 投稿)

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