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プレゼント 書評こぼれ話

  2018年も
  もうすぐ残り一ヶ月になります。
  今年の私の読書体験で特筆すべきことは
  今更ながらのアガサ・クリスティー体験でしょうか。
  体験もまだ浅いのに
  今日は一気に「ポアロ最後の事件」まで
  行ってしまいます。
  『カーテン』です。
  霜月蒼さんの『アガサ・クリスティー完全攻略』によれば
  この作品は
  「最後にして最高のポアロ・ミステリ」で
  評価はもちろん「★★★★★」の
  最高点。
  私はそこまで評価はしませんが
  あの人が最後の殺人犯とは
  思いもしませんでした。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ポアロはどうなってしまうの?                   

 「ポアロ最後の事件」とサブタイトルがついたこの長編推理小説が発表されたのが1975年。それからわずか1年後の1976年1月作者のアガサ・クリスティーは亡くなる。
 死の直前に彼女の代表作であった「ポアロ」シリーズに終止符をうった形だが、実際にこの作品が執筆されたのは亡くなる30年以上前で、本来は彼女の死後発表される予定だったという。
 アガサが『スタイルズ荘の怪事件』でミステリ作家としてデビューしたのが、そしてそれはポアロの初登場でもあるが、1920年のことでそれからわずか20年ほどでその最後の事件を執筆していたことになる。

 それにしても心憎いのは、ポアロの最後の活躍の場所を思い出多き「スタイルズ荘」にしたことだ。
 そこにいるのは「関節炎のためほとんど立居にも不自由」となった老いさらばえたポアロであり、そんな彼が「スタイルズ荘」に招きいれたのは最初の事件以来何度もポアロと行動をともにしてきたヘイスティングズだ。
 今度の事件も難問で、しかもポアロはほとんど動けないとあって、彼の手足となるべくヘイスティングズが呼ばれた訳だが、えー! 彼で大丈夫なの? と多くの読者は思うにちがいない。
 ヘイスティングズの思い込みの強さや勘違いでどれだけ事件をややこしくしてきたか、その一方で彼の行動が事件に解決にもつながっているのだが。

 今回もヘイスティングズの行動や言論にヤキモキすることになる。
 彼はまったく「道化役」ともいえる活躍? をすることになる。しかも、今回は娘の恋のジャマまでするのだから。
 そして、結末。
 なんとも驚くべきその結末に、ヘイスティングズ以上に読者は驚くに違いない。
  
(2018/11/28 投稿)

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