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プレゼント 書評こぼれ話

  先日西川美和監督の
  「永い言い訳」という映画が観た。
  2016年封切りの映画で
  その年のキネマ旬報ベストテン5位の作品だ。
  主演の本木雅弘さんの好演が光った
  いい作品だった。
  その終盤、登場するのが
  わたらせ渓谷鉄道の「神戸(ごうど、と読む)」という駅。
  そのことが今日紹介する
  川本三郎さんの
  『あの映画に、この鉄道』に
  出てくる。
  それだけで興味がわきます。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  鉄道にはどうして哀愁があるのだろう                   

 映画というのは単にドラマ性を世界に広めただけでなく、映像による記録という側面も忘れてはならない。
 日本映画でいえば昭和30年代に制作された映画に映る街の景観などは現在ほとんど残っていない。それを知る手立てといえば、その当時に封切られた映画を観るしかない。
 鉄道も同じことで、いつの時代でも人気の高い蒸気機関車は今でもイベントなどで走る姿を見ることはあっても、それも限られた話だ。
 さらには効率化などで多くの鉄路が廃線になって、かつて人々の生活を支えていた駅舎も多くは消え去った。

 この本は、映画評論家川本三郎が映画の中に写し取られた鉄道の姿を北海道から順に南下し九州までめぐる夢のような旅である。
 「あとがき」に川本さんは「鉄道ファンが、あの映画にこの鉄道が出ていたのかと知り、また、映画ファンが、あの映画にこういう鉄道が出ていたのかと知ってもらえらばうれしい」と書いているが、どちらにファンにしろきっとワクワクするだろう。

 ここに紹介されている映画は何本になるのだろう。
 数はわからないが、やはり山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズが圧倒的に多い。
 シリーズ5作めの「望郷篇」は蒸気機関車愛の、これこそ鉄道映画といえる一品であるが、この作品だけに限らず、さすが全国を旅した寅さんだけあって、鉄道とは切り離せない。
 個人的には深作欣二監督の「蒲田行進曲」(1982年)に出てくるヤスの故郷の駅のことを知りたかったが、残念ながら載っていない。
  
(2018/12/06 投稿)

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