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プレゼント 書評こぼれ話

  昨日(1月3日)の朝日新聞天声人語」で
  「本の福袋」の話が載っていました。
  始めてから10年になるという
  この「本の福袋」を発案した
  宝塚市西図書館の司書野村京子さんのことが
  紹介されていた。
  今、この企画は多くの図書館で採用されている。
  「子どもにとって本との出会いは、いつも福袋のようなものだ」と
  記事にある。
  そして、最後、こう結ばれていた。

    偶然の出会いの面白さは、大人の読書も同じだろう。
    その場所は近所の図書館かもしれないし、
    旅先の書店かもしれない。
    今年はどんな本にめぐりあえるだろう。


  今日は末盛千枝子さんの
  『人生に大切なことはすべて絵本から教わった 2』を
  紹介します。
  このなかにも本との出会いがありますよ。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  この人の美しさのもと                   

 この本のもととなったのは2011年6月から1年をかけて開かれたクラブヒルサイドでのセミナーです。
 タイトルでもわかるように、このセミナーに先立つ2008年4月からの1年間同じところで末盛千枝子さんのセミナーが開催されていました。その時のことは2010年3月に書籍化されています。
 そのあと末盛さんは父である彫刻家舟越保武さんの故郷岩手県に移住されます。そして、2011年3月にあの東日本大震災に遭遇します。
 幸い末盛さんの家は津波に襲われることはなかったようです。
 けれど、末盛さんは被災地の子どもたちに絵本を届けようと「3.11絵本プロジェクトいわて」をすぐさま立ち上げ、活動を始めます。
 今回のセミナーはそんな時間の中で開催されたものだということをまず知ってもらいたいと思います。

 今回の8回のセミナーのうち、「父を語る」「母を語る」というように2回自身の両親について話しています。なかでも母について語る末盛さんは長女ということもあったのでしょうが、まるで同志のような印象さえ受ける母子関係のように感じました。
 また、その他には詩人の谷川俊太郎さんとの対談や末盛さんが出版に携わった皇后美智子さまの書籍の装幀をされた安野光雅さんと松浦弥太郎さんとの鼎談などが印象に残る回となっています。
 特に谷川俊太郎さんが話された「パイの皮って何重にも折りたたんでつくるでしょ。年をとるってこういうことだと思うんだよね。でも美味しいでしょ。年をとると、人生絶対美味しくなりますよ」の、なんて素敵なことか。
 そういう言葉を引き出す、それが末盛千枝子さんの魅力だと思います。
  
(2019/01/04 投稿)

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