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プレゼント 書評こぼれ話

  朝日新聞が実施した全国世論調査で
  「何歳ぐらいまで働くのがいいか」という質問に
  「65歳」が36%ともっとも高かったという。
  ただ、生活のためには「70歳まで」が最高になる。
  「老後の不安」が
  「病気やケガ」をおさえて
  「お金」がもっとも高いのが反映されている。
  もっともこれには
  若い世代の回答も入っているだろうから
  シニア前段階の世代はどうなのだろうか。
  今日紹介する本は
  集英社という出版社一筋で働いてきた
  鈴木耕さんの
  現役時代を振り返った回顧録
  『私説 集英社放浪記』。
  面白いですよ。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  そこにいたから書けること                   

 毎年元旦の新聞に各出版社の年頭の広告が出る。
 今年(2019年)の集英社のそれに、集英社新書は今年創刊20年になることが書かれていた。そのあとに「世の中に対する多様な視点や思考の手がかりを届け、読者の「学びたい」という気持ちに応えつづけています」とある。
 なかなかいい広告だった。
 では、20年前、集英社の内部では新書として先行していた岩波や中公や講談社を追いかけ、どのようなコンセプトで新書を作ろうとしていたのか。
 この本は当時集英社の中でその責任編集者でもあった著者が、新書創刊の裏事情を語っている、興味深い内容になっている。

 そもそも著者は25歳から定年となる61歳までの36年間を、集英社一筋で勤務した人物だ。しかも、雑誌、単行本、文庫、新書と最後まで現場で編集に携わってきたという。
 業界の内部事情はよくわからないが、やはりこれだけのキャリアがあれば、その経歴をぜひ残して下さいとすすめる人もあったのだろう。
 この本はそうして出来上がっている。
 だから、新入社員として配属された「月刊明星」時代や油ののってきた「プレイボーイ」の編集時代も面白いが、なんといっても著者が転々と異動していく姿の方に興味がいく。
 人事異動の季節でもなく、しかも度々異動があるのは何か事情があるのだろうが、そこのあたりはなんとなくベールに包まれているというか、やはり著者本人でもわからないのかしれない。

 ところで、集英社新書の創刊裏事情だが、あの「イミダス」という現代用語の事典と関係あったなんて、やっぱり面白い。
  
(2019/01/08 投稿)

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