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プレゼント 書評こぼれ話

  優秀な経営者は
  多くの人の目にふれる。
  それはナンバー1だからだ。
  では、それを支える人はどうだろう。
  経営とは
  組織の活動であるから
  いかに優秀な経営者であっても
  一人では何ごとも為されない。
  だからこそ、
  トップを支える人が大事なのだ。
  たとえ、目立たなくとも。
  今日紹介する
  東海友和さんの
  『イオンを創った女 - 評伝 小嶋千鶴子』は
  巨大流通グループイオンを支えた
  一人の女性にスポットをあてた
  貴重な一冊だ。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  現代の「おんな城主直虎」だ                   

 今やイトーヨーカ堂と二分する巨大流通グループとなった、イオン。
 その歴史をたどると、三重県四日市にあった「岡田屋」という老舗呉服店に行き着く。
 「岡田屋」とあるように、岡田家が代々当主として稼業を営んでいたが、イオンの前身となるジャスコを立ち上げた岡田卓也氏が社長となるまでに、若き当主だった父を若くして亡くし、その後母姉も亡くなり、経営が危うくなる時期を支えた女性がいたことはあまり知られていないのではないか。
 それが、この本の主人公小嶋千鶴子さんである。

 この本は6つの章で出来ているが、その初めが彼女の生い立ちを描いた評伝となっている。
 あとの章は人事等で秀でていた彼女の経営哲学が描かれていて、ビジネスマンにとっての指針にもなるようにできている。

 小嶋千鶴子さんは1916年3月3日に生まれている。(いまも健在であるから長寿だ)
 イオンの創業者岡田卓也氏は彼女の実弟。現社長である元也氏は卓也氏の長男だから、元也氏にとって叔母さんになる。
そんな彼女の評伝を読むと、2017年に放映されたNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」を思い出す。
 あのドラマは井伊家を守るため女性でありながら城主となり、井伊家の流れをくむ直政が成長するまでを見守った一生を描いていたが、小嶋さんにもそれと同じようなところがある。
 もちろん、イオンが成長していったのは岡田卓也氏や元也氏の功績が大きいだろうが、小嶋さんがいなければ、卓也氏たちの活躍以前に岡田家は絶えていたかもしれない。
 まさに見事な「おんな城主」だったといえる。
  
(2019/01/30 投稿)

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