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プレゼント 書評こぼれ話

  昨日が立春だったので
  手元の「歳時記」を「春」の部に変えました。
  そして、
  今年から『俳句歳時記 第五版 春』、
  つまり新しい版になります。
  文庫カバーの装画は
  SOU-SOUさんの「花椿」。
  この装幀を見ているだけでも
  春を感じます。

    赤い椿白い椿と落ちにけり      河東 碧梧桐

  これからしばらく
  この「歳時記」のお世話になります。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  新しい言葉と出会う                   

 10年ぶりに改訂となった「俳句歳時記」。
 最初に角川文庫にはいったのが1955年というから、もう60余年。季語の見直しのつど改訂されて2018年に刊行されたのが第5版となる。
 文庫本の「序」にこうある。
 「近代以降の生活様式の変化によって季語の数は急増した。なかには生活の変化により実感とは遠いものになっている季語もある。歳時記を編纂する際にはそれらをどう扱うかが大きな問題となる」。
 編纂を担当された編集部の苦労がしのばれる。

 さて、そんな第五版の「春」の部。
 今回新たに入った「忌日」の季語がある。
 それが「菜の花忌」。司馬遼太郎さんが亡くなった2月12日をこう記す。
 司馬さんが亡くなったのが1996年でそれほど年数も経っていないから、この歳時記にとられている例句もまだ2つと少ない。
 そのうちの一つが山田みづえさんの「ゆるやかな海の明るさ菜の花忌」。
 司馬さんの作品の大きさを感じさせる句になっている。

 このように一つひとつの季語をたぐっていけば、新しく入った季語やなくなった季語を見つけることもあるだろう。
 そういう楽しみもあるかもしれない。
 あるいはあの言葉ははいっているのかとか探してみるのも面白い。
 新しい言葉だからいいとはかぎらない。
 そこから俳句という文芸が生まれる、そんな言葉を見つけられた、いい。
  
(2019/02/05 投稿)

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