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プレゼント 書評こぼれ話

  先日(3月17日)内田裕也さんが亡くなられた。
  妻で女優であった樹木希林さんが亡くなったのが
  2018年9月。
  それからわずか半年ばかり。
  よく世間では「あとを追うように」と言いますが
  この夫婦もそうでありました。
  内田裕也さんが亡くなったあと
  義理の息子にあたる俳優の本木雅弘さんが
  「病と向き合ってる裕也さんと、
  それを見守っているわたしたち家族が長患いしないように、
  (樹木)希林さんが気をきかせてちょっと早めに連れてったんじゃないか」と
  話されているのを聞いて
  それは本当にそうだろうな、
  そういうこともあるだろうなと感じました。
  今日紹介する
  『たいせつなこと』という絵本の訳者は
  うちだややこさん。
  そう、内田裕也さんと樹木希林さんの長女。
  そして、本木雅弘さんの奥さんです。
  内田裕也さんの訃報があって
  この絵本を手にしたのではなく
  本当に偶然
  この絵本を読もうと手元にあったものです。
  こういう不思議も
  本を読んでいると起こります。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  親にとっての大切なこと                   

 児童虐待のニュースを目にするたびに暗澹たる思いになります。
 特に自分の子供に対する虐待は、何故という疑問とともに、虐待する側の親たちはどんな幼年期を過ごしてきたのだろうかとも思います。
 本来親は子供に生きる知恵を授けなければいけないのです。
 だって、子供は生まれてすぐにこの世界で生きていくことはできません。
 そういうことを教えることが親の役目だと思います。
 親にとっての大切なこと。
 この絵本を読みながら、読み終わって、考えてみるのもいいでしょう。

 この絵本は最初、1949年に出版されています。
 文を書いたのは、マーガレット・ワイズ・ブラウンで、1910年にアメリカで生まれました。
 1952年には亡くなっていますが、生前100冊以上の作品を発表してきました。
 絵はレナード・ワイスガードでマーガレットとは数多くの作品を残しているそうです。
 そして、この絵本が日本で出版されたのが2001年のことですから、最初に出版されて半世紀も経ってからのことでした。
 翻訳をしたのはうちだややこ(内田也哉子)さん。ミュージシャン内田裕也さんと女優樹木希林さんの長女です。
 也哉子さんは小さい頃から父親と一緒に暮らすことはほとんどなかったといいます。
 それでいて、これほどに愛情豊かな作品を翻訳されるのですから、父親母親の愛情というのは同じ空間を共有していなくても、包み込んでしまうくらい、大きなものなのかと思っていまいます。

 この絵本の最後のメッセージ、「あなたにとってたいせつなのは あなたがあなたであること」、これを訳しながら也哉子さんは誰の声を聴いていたのでしょうか。
 親が子供に託せる、最上のメッセージだと思います。
  
(2019/03/24 投稿)

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