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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  谷川俊太郎さんの『幸せについて』という本を
  紹介します。
  書評で先日発表された
  「世界幸福度ランキング2019」のことを書きましたが
  日本の順位が低いのは
  「寛容さ(過去1か月の間にチャリティ等に寄付をしたことがあるか)」の
  点数が低いとありました。
  谷川俊太郎さんはこの本の中で
  こんなことを書いています。

     コンビニの募金箱におつりの十円玉やアルミの一円が
    入っているのを見ると、侘しくなる。
    いつかは集まって役に立つはずだけど、身銭を切らないお金には、
    ヒトを幸せにするパワーがないような気がする。

  やはりこの国の幸福度は
  58位がふさわしいかも?

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  幸せという美しい蝶                   

 国連による「世界幸福度ランキング2019」が先ほど発表されていました。
 それによると日本の幸福度は58位。
 その順位を高いとみるか低いとみるかはそれぞれの判断ですし、そもそも幸福度などを比較することに意味があるのか、幸福は自身が感じることで人から言われるものでもないと思います。
 但し、いつまでも消えないいじめの問題や児童虐待、あるいは親子の間の殺人など、人を思いやる気持ちが薄れているように感じる昨今で、幸福といえるとも思えないのですが。

 この本は詩人谷川俊太郎さんが書名のとおり「幸せについて」記した短文を集めています。
 どのページを開いても「幸せ」について書かれていて、例えば「水はひとしずくでも幸せ」といった本当に短いものもあれば「幸せはささやかでいい、ささやかがいい、不幸はいつだってささやかじゃすまないんだから。」といったものもあります。。

 ちょっと沈んだ気持ちになった時、この本を開けば少しは「幸せ」になるかもしれませんが、最初に書いたように「幸せ」は自身がそうだと感じれば「幸せ」だろうし、人から教えられるものではありません。
 私はこうして谷川さんの本を読めただけで「幸せ」ですから、他愛もありません。

 ちなみにこの本の「あとがき」で谷川さんはこんなことを書いています。
 「幸せについて語る言葉は掃いて捨てるほどありますが、どれも明快なものではありません。幸せという美しい蝶は、ピンでとめて標本にすることが出来ないもののようです」。
 どうか、美しい蝶をのがさないように。
  
(2019/04/04 投稿)

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