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プレゼント 書評こぼれ話

  この週末は花冷えになりました。
  「歳時記」に
  「花冷という言葉のもつ美しい響きが好まれる」とあります。

     花冷や柱しづかな親の家      正木 ゆう子

  桜という花が持っている魅力でもあるのでしょう。
  今日で三月もおしまい。
  そして、いよいよ明日には
  新元号が発表されます。
  いったいどんな元号になるのか
  楽しみです。
  その一方で、
  満開の桜も平成最後と思えば
  なんだか感傷的にもなります。
  今日は詩の絵本、
  『いち』を紹介します。
  谷川俊太郎さんの詩に
  佐野洋子さんが絵を描いた絵本です。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  「いち」ははじめのかず                   

 詩人の谷川俊太郎さんが絵本作家の佐野洋子さんと結婚していたことがあるなんて、ずっと知りませんでした。
 知ったとて、へええということですが、どちらかというと佐野さんの本とか作品を知るようになってから、そのことを知ったと思います。
 私が知った時には二人はもう離婚したあとでした。

 結婚したのが1990年で、離婚したのは1996年。
 この絵本の初版が1987年ですから、こういう詩と絵の共演を通じて結婚に至ったのかもしれません。
 これは「しのえほん」シリーズの一冊で、もちろん「し」は「詩」のことです。
 この絵本には谷川さんの12篇の詩が収められていて、その詩それぞれに佐野さんの絵が付けられています。
 先に谷川さんの詩があって、それに応えるように佐野さんは絵を描いているのですが、きっと谷川さんはどんな絵が描かれるのかと楽しみにしていたと思います。
 それで出された絵に感心もしたでしょうし、佐野洋子という才能に共振するところもあったのではないでしょうか。
 それがきっかけになったのかは知りませんが、今から思うとなんとも贅沢な夫婦であったことでしょう。
 でも、この二人の日常はなんだか怖い感じもします。

 この絵本の谷川さんの詩はほとんど「ひらがな」で書かれています。
 なので、ゆっくり声を出して読むことをお薦めします。
 声に出さないとこの詩のよさが感じられない気がします。
 初めてひらがなを覚えた頃にもどって、ゆっくりと、ゆっくりと。
  
(2019/03/31 投稿)

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